昨日黒須さんちの奥様がお店に来られて「お庭、すごく気に入っていますよ。お正月に来た親戚にもとっても評判が良くて」とのうれしいお言葉。瞬時にして顔の表情筋が緩みきって心の中でガッツポーズ!この瞬間が最高なんですよ。

いつもと違って家の外周を回り込むような構成なので、全景を一度にはご覧いただけません。そこで今日は、玄関先から順に歩いていく感じで写真を並べますので、ガーデンリフォームの全体像をイメージしてみてください。

玄関ポーチの脇、ここは白砂利の中にクロチクが数株生えて、その根締めで和の下草が茂っているイメージ。奥様が徐々にそういう感じに仕立ててくださることでしょう。

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角を曲がって木戸から先が、裏庭へのアプローチガーデン。左右の砂利はとりあえずの雑草抑えで、一年後にはハーブとつる性の植物で奥への期待感いっぱいの場所になる予定です。

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奥の方のアーチをくぐると、ここからが裏庭のガーデニングエリア。

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角を曲がるとパッと場面が変わるように竹林を背景にした花壇が現れます。

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花壇と通路の流れに誘われて奥へ進んで、

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そうすると次の場面が。和室前の坪庭です。

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元々お持ちだった丸い飛び石がおもしろくて、それを使って仕立てました。

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そして一番奥のリビング前が、家族が過ごす場所、ウッドデッキです。

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デッキにからめて柱を立てて、そこに物干用の金具を取付けてあります。平日は洗濯物を存分に干して、休日は竿を外し金具を倒して、お孫さんやご家族で遊びまくっていただくという提案です。

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五つの場面で構成されているファミリータイプの『回遊式庭園』、そんな感じになりました。
細長い場所、家の脇の通路やパッと見狭くて庭をイメージしづらい場所でも、場面を変えながら構成したり、いろいろと工夫することで、外に出るのが楽しくなる『庭』になるのです。


 

ようやく3店舗に貼るディスプレイ用の写真、実に2000枚以上のプリントアウトが完了しました。ちょっとした達成感を味わっています。写真の貼り替え作業はスタッフにお願いして、明日から通常の設計設計また設計。数日ぶりの設計作業再開なので、妙に興奮していると言うか、気分が高揚しているのです。我ながら心底設計、庭のこと考えるのが好きなんだなあと。お待たせしている皆様、もうしばらく首をのばしつつ楽しみにしていてくださいねえ。