市丸さんちは3階が玄関です。傾斜地の多い横浜・鎌倉では多い設定で、道路からの印象と裏庭が全然違う。たいがい家の裏は見晴らしがよくて、誰にも気づかれない隠れ家のように、すごい庭が存在しているお宅があちこちにあります。
長いおつきあいの間に少しずつ家の回りをリフォームしてきた市丸さんち、玄関アプローチの改修は昨年行いました。

もとはブロック塀とフェンスだったのをぶち抜いて、玄関の正面から入るようにしました。それまでは右側からで、そこは駐車場の奥だったため、使いづらいのと、家の門構えという印象が弱かったのです。これで「いらっしゃ~い!」という感じの入口になりました。

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表札はおなじみ(もう10年のお付き合いです)、ショービの杉山さんのサイン文字です。相変わらず勢いがあっていい味の文字です。簡単そうに見えますけど、なかなか書けないんですよこういう字。

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ドア横の立水栓もリニューアルしました。こちらも表札同様にすっかりお馴染みになった宝泉のものです。

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玄関脇、家の右側から階段を下りていくと・・・

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この続きはまた明日。


 
 
最近はまっている加山雄三さんのCD、ずっと繰り返し聞いていたら、突然にグッと入り込んできた一曲がありました。こういうことってありますよね、何度も聴いているのに、ある瞬間にその曲のメロディーや詩のフレーズがドドーンと迫ってくること。設計の手が止まって、その一曲を何度も繰り返して聴きました。

『おやじとして君に』

ぼくの腕に抱かれて 君は眠っている
歩き疲れたのか はじめての旅
木もれ陽を踏みながら ひとり走っていた
君は夢の中で どこを旅しているの
小鳥たちは空を見上げて 翼をひろげて
知らず知らずに 飛び立つから
ぼくは君の空のように そばにいてあげる

夜がふけて聞こえるの 君の寝息だけが
森で拾い集めた たき木たこうか
幸福はほほえみじゃなく 深いため息だ
君は夢の中で 誰と話しているの
魚たちは海に生まれ 流れの中で
いつかいつの間にか 泳ぎだすから
ぼくは君の海のように そばにいてあげる
ぼくは君の空のように そばにいてあげる


おやじにとって子供とのはじめての旅のその一日は、一生の宝物で、子供にはたくさんの幸せな記憶の中の何気ない一日で。「幸福はほほえみじゃなく 深いため息だ」、わかりますねえ、遊び疲れて寝息を立てている子供への父親の思い。たくさんの「ありがとう」と、たくさんの「ごめんね」と、そして「ぼくは君の空のように そばにいてあげる」。何だかグッと来て歌詞カードを見たら、作詞は武田鉄矢でした。作曲はもちろん弾厚作。
武田さんも加山さんも子を持つおやじ、私もおやじ。数年前の武田鉄矢の言葉が手帳に残っていました。それは武田流子育ての極意で、

子供は、「少し貧しく、少し寂しく、少し平等じゃない」そういう環境で育てたらいい。

おやじ、父親、いつまでも子供たちの青い空であり青い海でありたいですね。

父親が子供に贈った大好きな曲がもうひとつあります。テミヤンの『Bali Moon』です。これもいいですよ。

眠らないで 過ごした 君を抱きしめたまま
月の涙が こぼれる 遠くの島影に
濡れたような 瞳で ほおずりする吐息が
夜明けの風の中で 心とかしていく

悲しいときは 素直に泣いて
苦しい思いは 閉じ込めないで

君に 伝えよう 夢の強さと
魔法のような 愛の力を ずっと

水平線に浮かぶ 燃える太陽のように
君を守り続けたい このまま いつまでも

朝もやの木陰から 小鳥たちが 唄いだす
花の中で目を覚ます 幸せそうな君
素足で歩く浜辺 おだやかに よせる波
ほかになにも見えない 体で感じてる

さみしい時は そばにおいでよ
疲れた心を 抱きしめるから

君に 伝えよう 夢の強さと
魔法のような 愛の力を ずっと

水平線に浮かぶ 燃える太陽のように
君を守り続けたい このまま いつまでも


どうです、いいでしょう。この2曲、同じ気持ですよね、父親の。
『Bali Moon』は北原照久セレクションによる ベスト オブ テミヤンというCDに入っていて、北原さんが解説を書いてらっしゃいますので、それを転記します。

この曲はテミヤンがバリ島へ家族揃って旅行した時に、
娘に作った曲だと聞いています。

僕はこの曲を聴いた時に、最初に感動したのは、その詩です。

「悲しい時は すなおに泣いて 苦しい思いは 閉じ込めないで
君に 伝えよう 夢の強さと 魔法のような 愛の力を ずっと」

これは子供だけではなくて、
家族や妻、恋人、愛する者へのメッセージだと思います。

誰も一人ではないんだ、誰かが見ていてくれて
守られているんだという気持になり
夢を持つことの大切さを教えてくれます。

「さみしい時は そばにおいでよ 疲れた心を 抱きしめるから」

大好きな歌のひとつなので、一曲目に選びました。
 北原照久


おやじが、父親が、私がしてあげられることは「ぼくは君の海のように そばにいてあげる ぼくは君の空のように そばにいてあげる」、ちゃんと青い海、青い空でいること。思いは、「水平線に浮かぶ 燃える太陽のように 君を守り続けたい このまま いつまでも」。
子供たちよ、君のおとうさんはね、おとうさんのおとうさんや、そのまたおとうさんから教えてもらった生きる術を、君にちゃんと伝えるために、おとうさんのおとうさんに追いついてみせたいんだ。その姿を、追いつこうとがんばっているおとうさんのことを、しっかりと見といてくれよ。そして君も、おとうさんに追いついて、おとうさんを追い越して、その姿を君の子供に見せてあげてね。
おとうさんがんばれー!


今日は12時から4時まで新山下の『Garden Friend』にいます。遊びに来てくださいね。