空に突き出たウッドデッキから階段を下りていきましょう。
途中で折れる階段の設計が結構根気がいりましたけど、もっと大変だったのは職人さんです。熱心にいい階段をつくってくれました。こういう気力がいる施工の時に職人さんによって大きく差が出るんですよ。うちの皆さんは熱心なので、いつも感謝しています。いくら夢いっぱいの凝った設計しても、その意欲が施工にまで持続しなかったらダメですからね。ときに施工上やっかいな設計をするぼくのプランを、見事にこの世に出現させてくれて、いつもぼくを唸らせてくれます。

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デッキ完成の2年後だったかな、デッキ下も整備しました。くい打ちで階段を設置して、庭の道具を置く場所になりました。

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そこに吊り下げてあった金属パイプの風鈴、これがいい音なんです。フィレンツェの大聖堂にいるような(行ったことないですけど)神聖な気持になる音。撮影当日の春めいた風に揺れて鳴るその音に聞き惚れていたら、反対側から汽笛が聞こえて来ました。何回もこの庭に通っていて、この日はじめて気がついたんですが、実は磯子の港がすぐそこだったんです。山で遮られていて気がつきませんでした。近くなのに直接は見えない海を感じさせてくれる汽笛、いい感じです。

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使い込んだバーベキューコンロも置いてありました。デッキでやってもいいし、下の庭でもいいし、楽しみ放題です。

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ここからさらに階段を下りていくと下の庭です。明日はそこに行きます。

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昨日は東京でリフォームガーデンクラブの研修会でした。タカショーの高岡伸夫社長のお話、いつもながら時代を突いていてすばらしかったです。

景気が悪くなると本質論になる。本質がぶれている企業は消えていく。

物の価値から幸せの価値へ。

今は農耕型ビジネスの時代、狩猟型ビジネスだと厳しい。

人が全てを創り、未来は人が創るのです。それがタカショーismです。

そして随所に「感動」という言葉が出て来ました。
皆さん、いろんな会社でがんばって仕事してますよね。もし私が新卒で就職するなら、わがグレースランドかタカショーにします。もし不採用でも、何度でもチャレンジします。グレースランドは吹けば飛ぶような規模ですから置いといて、タカショーならトップの描く夢をそのまま共有しながら、全力で働けますから。何年も(もう10年)タカショーという会社に注目して来た実感として、高岡さんのおっしゃっていることは純粋に正しいし、ビジョンは夢にあふれています。今後何年経とうと変わることはないでしょう。
いいですねえ、タカショーの社員の皆さん。社長が掲げるフラッグに何ひとつ異論はないでしょう。あとは働くだけですね、徹底的に働いて、社長と共有できている夢、ビジョンを実現していけばいい。すばらしいことですよ。今日もお話ししましたけど、熱く語ることですよ。「夢は叶う、大丈夫」。
もしどう語ったらいいのか、何を語ったらいいのかピンと来ない方は、高岡社長に北原照久さんの本を何冊かお贈りしてありますから、それを借りて読んでみて下さいね。皆さんがタカショーismで、「家族のための幸せな場所」を世に行き渡らせたとき、日本人は心豊かで幸福に満ちた民族になりますよ。

田口トモローの声で、「かつて、日本人の幸せのために、庭を熱く語り続けた男たちがいた・・・プロジェクトX!」 ちょっと古かったかな。

さっ、今日もお客様と、熱く語りますよー!

今日は午前10時から午後4時まで、新山下の『Garden Friend』にいます。遊びにきて下さいね~。