夕べは酔っぱらい(妻カオリ)の乱入で、失礼しました。それにしてもサムライジャパン、すごかったですねえ!妻は会社のテレビで観戦し、ぼくは横浜某所の街頭テレビで、仕事途中の見知らぬおじさんたちと熱狂しながら観ていました。すごい試合でしたね。「おまえさんたち、みんな強い侍になった!」原さんもいい顔してたなあ。そんなわけで帰宅後我が家でも、繰り返し放送されるスポーツニュースを観ながらの祝勝会となり、家族で大盛り上がりしたのでした。

一夜明けて、微かな二日酔いですが、気分は最高です。では、いつものようにいきましょう。

道路側に飛び地のように独立している庭スペースです。

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After 8
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Before 9
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After 9
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Before 10
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After 10
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解説は後日にして、昨日の続きです。

「3つの人生理念」の3番目に「感動すること」と書いて、その数ヶ月後に感動の場面が訪れました。その感動は、これまでのぼくの人生でベスト3に入る感動!それは2002年11月、ポール・マッカートニーの東京公演です。友人がチケットをとってくれて、妻と連れ立って東京ドームに行き、ワクワクしながら開演を待ちました。
会場が暗くなって、そして地響きのような大歓声とともにポールが登場して、その歓声の中、一曲目ハロー・グッドバイ、2曲目ジェット、本物のポール・マッカートニーが歌っている、あのビートルズのポールが・・・、何だか目の前で起きていることが理解できないというか、今自分がそこにいるということが信じられない感じで呆然としていました。あのポールが、あのポールが、「生まれ変われるとしたらバッハの左手になりたい」とか言っちゃって、ぼくの思い出の後ろで流れ続けた名曲を生み出して歌っていたあのポール・マッカートニーが、今ここにいる!
そして3曲目が始まりました。オール・マイ・ラヴィング。音符クロージュラーイズ・・・、もうだめでした、ドバーッと涙が出て来て・・・。そこが東京ドームだということも、隣りに妻と友人がいることも、そういうことがぜーんぶ消えてなくなって、「ポールがぼくのために歌ってくれている」と、一気にそんな感覚になったんです。

その当時横浜に店を出したばかりで、先行きの不安や睡眠時間を削りながらの忙しさに、妻も私もヘロヘロに疲れきっていました。ふたりとももちろん無休で連日戦闘モードの精神状態で、子供は放ったらかしだし、人手は足りないし。そうなると、お恥ずかしいことですけど夫婦喧嘩もするしで、ほんとに今思い出してもゾッとするような毎日を送っていたのです。「このままやってたら、何もかも、もう無理かもしれない。少しは気分を変えよう」という気持ちもあって、スケジュールをやりくりして友人の誘いに乗って出かけたコンサート。「ビートルズに会える」という気分の高揚もありましたけど、それよりもほんのちょっとでいいから違う空気を吸いたかった、という感じでした。
3曲目のオール・マイ・ラヴィングでポロポロポロポロと、ジョギングした後にふき出す汗みたいに、顔は笑ってるんだけど止まらない涙。ぼくの頭の中にはそれまでの人生が駆け巡っていました。真っすぐに生きようとすればするほど、結果的には親不孝を繰り返していた日々。一生懸命なのにうまくいかなくて、気がつくといつも人と違う道を歩いていた自分。後悔はしていないんですね。そのつど正しいと信じて道を選んで、とことん真剣にやって来ましたから。後悔していないんだけど、でも、きつかったー。自分のきつさ以上に、周囲に心配かけたり、悲しい思いをさせてしまったことも数限りなかったんです。そっちの方が何倍もきつかった。あるでしょ、そういう時期って誰にでも。ただぼくの場合は(自慢できるくらい)生きるのが下手だったもので、本を一冊書けるくらいのハチャメチャでうまくいかない時間があったんです。それをポールが「ナイスファイトだったよ!よくやったぜ!」と、そう言いながら肩を叩いてくれているようで、そんな風に聞こえたんですねオール・マイ・ラヴィングが、ポールの歌声が。だからもう涙が止まらなくて。

コンサートが進むにつれて、そんな感情も消えて、夢中で歌い拍手していました。そして最後の曲、アビーロードB面後半のメドレーが終わった時、つま先から頭のてっぺんまで、全身で感動していました。すごかったです。

コンサートが終わって横浜への帰り道、妻もぼくもまだ興奮の中で、無口でした。湾岸線を走って磯子の辺りまで来た時に、さっきまで歌っていたポールからの追伸のように頭に浮かんだ言葉がありました。それは「ぼくの音楽のような庭をつくりなさい」。ほんとですよこれ、ポールからの啓示。感動に浸ると人はスピリチアルな世界に入っていくんです。
家に帰り着いた時にはもう、次の設計がしたくてたまらなくなっていました。ポールの音楽みたいに人を感動させる庭をつくりたい!
明日に続きます。