オルゴールの森のスタッフの方に教えていただいたその場所まで、クルマで5分でした。河口湖畔の最高に気持ちのいいポジションにある『北原ミュージアム Happy Days』。

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受付の、とってもいい感じの超ハスキーボイスのお嬢さん(演劇の練習中で声をからしたのだそうです)に促されて、さっそくミュージアム内を観て回りました。

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入り口付近に「写真撮影はご自由にどうぞ。どんどん宣伝してくださいね」みたいなことが書いてあったんですけど、コレクションをアップで紹介していくのもどうかと思いますので、遠景で、膨大にあるもののほんの一部を並べていきます。

これは昭和のレコードジャケットですね。この前でのお客さんの滞留時間が一番長いそうで「皆さんレコード集めてたんですよねえ」。ぼくも妻も、この中の何枚かを持っていたし、通いつめたレコード店で見覚えのあるものばかりで、やはりかなりの時間盛り上がっていました。

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次はVANのポスターです。

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VANと言えば、石津謙介さんですよね。ぼくより上の世代の人にとっては、時代をつくった伝説の人です。
北原さんから「いわふちくんの仕事はいいね。石津謙介さんが『家は大事だよ。家は人を育てるからね』って言ってた。庭も同じだね。いわふちくんは人を育てる仕事をしているんだね」と言っていただいたことを思い出しました。

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エルビスのピクチャーレコード!「何でも持ってるなあ」と唸ってしまいました。
我が社の名前『グレースランド』は、メンフィスにあるエルビスの家の名前なんです。それを社名にしたぼくは、つまり熱狂的なエルビスファンなんですね。中学生のぼくは毎日エルビスを聞いていた。エルビス・アーロン・プレスリー・・・、おっと、この話はエンドレスになってしまうのでここでストップ。

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いいなあこれ。欲しいなあ・・・。

館内のいろんなコレクションに、皆さんそれぞれに、うっとりと「いいなあこれ。欲しいなあ」って思うんだろうなあ。観る人の心をグッとつかんで揺さぶるようなコレクションの数々。その人にとっては棺桶に持って入りたいような『お宝』になるものを、よくもこれだけ多岐にわたって集めたものです。現在8ヶ所あるという北原さんのミュージアム。その展示品の何倍かが、まだ巨大な倉庫に保管してあるといいます。全国を歩き回って、そのひとつひとつを自らのフィルターを通して選択し、集めたコレクション。情熱ってすごい!ぼくも情熱を持ちながら、来る日も来る日も設計して約2000の庭を提案して来ましたが、とてもとてもかなうもんではありません。それはコレクションの数との比較ではなくて『お客様の笑顔の数』がです。夢と情熱が、365日、毎日何千何万の人を笑顔にしているんだなあと。北原照久さん、つくづくものすごい人です。

明日に続きます。