あまりの忙しさに「ブログをちょっとひと休み宣言」をしたものの、習慣なので書き込みをしないと落ち着かず、さらにぼくが「休みます」と言ってもクリック数がまったく減らないという有り難いやら申し訳ないやらの状態ですので、ちょこっと書きます。

はしり梅雨 老猫 路地を知り尽くし

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これはラジオで仕入れた句です。普段はまったく動こうとしないで日向ぼっこが仕事みたいになっている年寄りネコが、急な雨にササッと路地を駆け抜けてまったく濡れることなく雨宿りの場所を確保している、そんな句です。

先日新潟の実家(魚沼市)で法事がありました。祖父母の七回忌です。久しぶりに全国から親戚一同が集まってお寺に行って、その後全員で浦佐の温泉で楽しい一夜を過ごしてきました。
ものすごく楽しかったんですけど、久しぶりの親戚一同ですから、それなりにいろいろとありまして(ほんとに些細なことなんですけど)、そこでの父親(実家の家長です)の振る舞いがまさにこの句の「老猫」でした。ちょっとした場面で、自分はけっして前に出ないままで、とぼけた感じで、でも実にうまいこと全員を取りまとめていて、ぼくから見ると知恵のかたまりというか賢者の振る舞いだったのです。

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歳を取るということはすごいことなんだなあと実感しましたよ。なぜならぼくが幼い頃の父親は町の柔道の先生で、寺内貫太郎みたいでしたから。普通の会話がフルボリュームの怒鳴り声で、ちょっとでも反抗しようものなら、次の瞬間ぼくの身体は空中を飛んでいるという状態で、まあそれでも懲りずにつかみかかって行きましたけどね。その父がとぼけた顔でトンチを利かせながら周囲を丸く治めていたんですから、いやあ驚きのひと言。まさかあの父がこんな知恵者になるとは、とても想像することはできませんでした。

「親父のようなじいさんになりたいなあ」、そういう気持になれるのも父が元気でいてくれるからですよね。有り難いなあ、幸せなことだなあと思いました。
こうしてたまに田舎に帰ると背筋がピンと伸びるような、頑張ろう!という気持ちが満ちて来ます。

はしり梅雨 老猫 路地を知り尽くし

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今回の法事の主役である今は亡き祖父母もまた路地を知り尽くした老猫でした。

なにか、法事っていいならわしですね。もしかしたらこれが最後になるかもしれない親戚と再会して、みんなで自分たちの共通のルーツに思いを馳せる。年寄りから無邪気な曾孫たちまで、全員がお互いの素晴らしい人生を願い、それをよろこび合う。よかったなあ。

さっ、明日からまた頑張ろう!


 
しばらくは設計作業優先でブログは休みがちになると思いますが、どうかご容赦くださいませ。過去のを引っ張り出してお楽しみください。