今日でこのシリーズは終了です。
もう一度 Before をご覧ください。

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「子世帯と親世帯、2軒の家をひとつに繋ぐ」という設計者冥利につきるお題をいただいた今回の仕事でした。楽しかったなあ。

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世の中には家族関係が不幸の原因だったり、血縁者だからなおさらに不仲になるというようなこともあります。そういう話や事件を聞く度に「悲し過ぎるなあ」と思うのと同時に、自分の親と妻の親への感謝の気持でいっぱいになるのです。

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家族親族の関係をいい具合に維持することはそれなりに大変なことなのかもしれませんね。親子ゲンカ、夫婦ゲンカ、兄弟ゲンカをすることもありますし、困った時は頼りにしたりされたり、それが親戚を含めた家族関係。でも何があっても絶対に消えない思いは「みんな幸せに暮らして欲しい」ということですよね、愛情。その気持こそが親から受け継いだ最大の財産だと思うのです。だから、ぼくや妻や兄弟たちに、当たり前なこととして、強くそういう気持を持たせてくれた親と、亡くなったじいさんばあさん、可愛がってくれたおじさんやおばさんたちにも、心からありがとうと言いたいです。

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世の中を見渡すと、家族意識というか親族への愛情が薄いと、なかなか幸せな家庭は築けないんだなあと感じます。感謝感謝です。そしてその感謝の分、子どもたちにもしっかりと伝えたいなあ「家族って、人生で一番大事な宝物なんだよ」って。

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親世帯との理想的な関係をイメージしてぼくに設計を依頼してくださった、濱田さんの素敵な思いに刺激されて、我が親族、家族のことを振り返る機会を得ました。濱田さんにも感謝感謝です。

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この日、最後に撮ったこの1枚、気に入っているんですよ。家族みんなが毎日ここに帰ってくるんですよね。思いっきり自画自賛ですけど「いい外構ですよ!」階段の向こうにものすごく大きな幸せが待っている、そんなふうに見えるでしょ。ここには幸せな家族が暮らしているなあって。あぁ、何だかジーンとこみ上げてきました。家族っていいですよね。

濱田さん、素敵な仕事をさせてくださって、ありがとうございました。


 
今日は旭区四季の森の「レノンの庭」にいます。遊びに来てくださいね。

今取りかかっている庭のテーマが「しっとりとした時間」なので、今日の天気はうってつけ。秋の雨音を楽しみながら設計に没頭できそうです。