入り口から奥に向って、歩きながら撮影しました。

道路からクルマ1台分の土間コンクリートがあって、そこから先が施工エリアです。
ここは来客時に使うサブの駐車スペースなので、白砂利の部分には背の低い植栽でもいいんですけど、今はお子さんが小さくて(ふたり目が生まれたばかり)草花の手入れも大変だということで、シンプルに砂利敷になっています。

403cc248.jpg

9f03a085.jpg


突き当たりの右側に立水栓、これは奥様が雑誌で見つけたものを模してつくりました。そして左側にはポスト。正面の壁に表札とインターホンという構成です。

a6df85c9.jpg


二重の壁の間に階段が五段。ここで上がり切ることによって、奥のテラスはリビングからスッと出られる高さに、広々と設定できます。

379eaeef.jpg

43831741.jpg


踊り場から振返るとこうです。

d6aca025.jpg


では、テラスに入っていきましょう。

c98bd069.jpg

496f09d3.jpg


ここを通って玄関に行きます。
テラスの床面の高さを玄関ポーチとそろえることで、段差なく広々したスペースになりました。

c3788fa2.jpg


玄関から見るとこうで、

c0f1a13b.jpg


リビングからはこうなります。

f51b3a10.jpg


施工範囲が細長いので、いっぺんには全体がイメージし辛いと思いまして、入り口から奥まで歩きながら撮影、いかがだったでしょうか。


 
昨日は思いがけない楽しい出来事がありました。このブログを見て興味を持ったという方が港南台の店に来てくださったのです。
その方(某上場企業にお勤めのぼくと同年代の男性)が興味を持ってくれたのは、庭のことじゃなくて、一昨日ぼくが酔っぱらいに変身して書いた「映画のような人生」。
なんとなんと、その方の映画ベスト3の内、ふたつがぼくのと同じだったそうで「自分と同じ感性を持っているということは変わったやつに違いない」とおもって顔を見に来たというわけです。
同じだったのは「卒業」と「ロッキー」。その人のもうひとつは「ゴッド・ファーザー」でしたけど、でも凄いことですよね、数ある映画の中でのベストがふたつも一致するって。
その方とひとしきり映画話で盛り上がりました。やっぱり好みが似ていて、ずいぶんと同じ映画を観ていました。ザッと並べると、ある愛の歌、スティング、俺たちに明日はない、パピオン、太陽がいっぱい、荒野の七人、燃えよドラゴン、青い珊瑚礁・・・。日本映画だと、復活の日、日本沈没、野生の証明、などの角川映画と、そしてやっぱり黒澤作品。いやあ、話がつきませんでした。

その方いわく、
「映画好きの共通点はナルシストだってこと。健さんの映画を観終わって映画館を出て来たら『不器用ですから』とか言いながら、すっかり自分が高倉健になり切っているあのタイプですよ。ブログに書いてあった通りで、映画好きは自分の人生を映画だと思っているんだよね、もちろん主役は自分で。いわふちさんの、今の自分がロッキー・バルボアってのも凄いけど、私もそういう感覚ありますよ」
その方の会社には映画同好会があって、むちゃくちゃおもしろい人たちが集まっているそうです。そして全員が、自分が主役の映画のような日々を送っているのだとおっしゃっていました。いいなあ、そういう仲間。自分が主役の、映画のような人生。
そんな生き方をしている人の、その映画の舞台になるような庭を、つくり続けたいなあ。

いやあ、映画(のような人生)って本当にいいもんですね

さっ、今朝は見事に雨。降ったり止んだりだと、現場の段取りがつかなくて困るんですが、今日くらいハッキリと雨が降っていれば迷うことなし。今日は工事は休みです。
ぼくは「レノンの庭」で設計三昧してますので、フォレオ(うちが出店しているショッピングセンター)に買物に行く方はぜひお立ち寄りください。
今日はどんなシーンになるのかなあ。