バーベキューコーナーには目隠し壁があります。周囲からの視線を検討して、必要な方向に、最低限必要な高さまでと考えながら設計したら、こんな形になりました。

2fdbcd6a.jpg


囲炉裏に集う時の居心地の良さと、

b39803bc.jpg


庭全体をこの角にある壁で受け止めるような意味合いもあります。もう一度ビフォー・アフターに戻っていただくとわかりやすいんですが、この壁があることによって視線が向こうに抜けないんですね。そうすると庭全体を、空間として庭と認識するようになるのです。・・・わかり辛いですよね。
とっても簡単にいうと「この壁がないと間が抜ける」ということです。

e80de104.jpg


目隠しと、間が抜けないようにという役割りで設置した壁。隠すところは隠して、隠したり囲ったりする必要のないところはできるだけ開放的に。

37231437.jpg


椅子に座って見上げると、パーゴラで場を落ち着かせつつ、でも空はぜーんぶぼくのものみたいな感じ。
このパーゴラに植物が絡んで、その葉っぱの向こうを流れる雲を眺めながら、いつのまにかウトウトと、なんていうのいいですよね。アァ昼寝がしたい。

79359c12.jpg


さあ、ちょっとイメージしてみましょう。もしこの壁とパーゴラがないバーベキューコーナだったらどうでしょうか。

空はもっとよく見えるよいになりますけど、でも昼寝したいなんていうイメージにならないですよね。でしょ。
これなんですよ、立体構成することで居心地がよくなるってこと。・・・これもわかり辛いですかねえ。まあいいです、ぼくがちゃんと考えればいいことですから。ただ、「庭の居心地」ということは、ちょっと考えてみてください。

あなたの家の庭は居心地がいいですか?

いかがでしょうか、居心地がどうかという以前に「庭に居る」ということを考えたことがないという方、多いと思いますよ。
庭は木を植える場所でも、眺める場所でもなくて、家族で過ごす場所なんだとイメージして、そしてそこの居心地を考える。居心地をよくするために何が必要で何がじゃまなのかを見極められたら、あなたの家の庭は「家族が集って笑顔があふれる外の部屋」になります。


 
昨日に引き続いて渡辺謙の言葉。(むかしから謙と呼び捨てにしていますし、田舎の人所の人たちもみんなそうなので、さん付けせずに失礼します。謙さんなんていうと何だか違う人みたいな感じになってしまうんです。ちょっと不躾かなと思いつつそうしてますので、どうかご容赦を)

「アメリカにいてロケに入ると食事はだいたいケータリングですから、ご飯が食べたくなりますよね。だから自炊でよく米を炊くんです。朝早起きしておにぎりを握って持って出かけることが多い。やっぱりね、米を食わないと調子がでないんですよ」

これもまたいかにも謙らしいなあと思いました。
これはねえ、育ったのが魚沼ですからねえ。体の9割はコシヒカリで出来ているわけですから(残りの1割は味噌と漬け物)、米を食べなきゃあ調子が出ないはずですよ。

コシヒカリと言えば、実家から新米をもらって来ました。うちの実家は魚沼ですが農家ではありません。だから知り合いの「あそこの田んぼは最高だ」と評判の農家から毎年玄米を買って保管し、少しずつ精米しては食べているのです。精米し立ての米は打ち立てのそばと同じで最高に美味い!いい米を小出しに精米しながら食べていくというのが、手間はかかりますが、田舎なりのちょっとした贅沢なのです。
で、問題は、新米が穫れるこの時期に前年に買った米が余っていた場合なんですね。早く新米を食べたいし、でも昨年の玄米も余っているし・・・。答えはすぐに出ます。新米の美味さは秋だけで、冬を越したら新米独特のあの味は消えてしまいますから、昨年の米は後回し。その後回しになった米も新米とセットでお土産にと持たされるのです。
それが今年は大量に余ったらしくて、新米1に対して3ほどの昨年の米をちょうだいして来ました。さあてこの大量の米をどうするか。
昨年の米と言っても、魚沼産コシヒカリの、その中でも上物の精米し立てですから、お米屋さんやスーパーで買う米とはレベルが違います。ですから味が落ちないうちに誰かに配り切ってしまおうと思っています。
食べてみたい方は連絡してくださいね。炊きたても美味いし、おにぎりにして冷えると、もっと美味いというところがコシヒカリの特長なのです。おにぎり好きの方、遠慮なく連絡してくださいね。早いとこ食べなかったら価値がなくなってしまいますから。

謙の言葉からコシヒカリお話になってしまいました。
魚沼育ちじゃなくても、日本人は米で出来てるんですから「炭水化物ダイエット」なんかしたら、どっかしらに無理が出ますよ。ごはんを食べてれば大丈夫!あとは野沢菜とみそ汁と、時々魚の干物でもあればOK!実際そういう食事をしてきた魚沼の年寄りたちは、元気な働き者で、そして長命です。

と言いつつ、我が家の食事は田舎にくらべると毎日豪華絢爛で、これじゃあいけませんねえ。ごちそうをたらふく食べては体重を気にしてあれこれとダイエットに挑戦しているという、何ともトンチンカンな一家なのです。反省。

そうそう、テレビ番組で3:2:1が理想的な食事だというのをやっていました。3が野菜で、2がご飯やパンや麺類で、1が肉や魚や乳製品なんだそうです。
まあそんなもんだろうなあと思いましたけど、じゃあ魚沼の人たちはどうかというと2と3が逆になってます。え~ッと、ちょっと違いますね、5:4:1くらいかな。5がご飯で4が野菜で肉や魚は1。
栄養的にどうなのかはわかりませんけど、もしかしたら魚沼の5:4:1の方がいいのかもしれませんよ。その魚沼バランスの食事で、みんな元気に働いて長生きしてますから。
まあとにかく、謙の言う通り。ぼくも米を食わないと調子が出ません。

お米の話、明日に続きます。


今朝は未明からザーザー降りです。
「雨が降ったら降ったでよろしく候」
雨音は集中力を高めてくれますので、今日は溜まりに溜まった設計作業がグンとはかどりそうです。
朝ご飯もしっかり食べたし、さっ、今日もいち日はりきっていきましょう!