今日から新シリーズです。

道路から数メートル高い宅地で、庭の出幅は広いところで1メートル80センチ、

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狭い部分は1メートル50センチです。

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隣地側の幅は90センチでお隣りさんの玄関と接しています。

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さあ、あなたならこの場所にどんな庭をイメージするでしょうか?

◯ 眺望が開けている
◯ 出幅は90センチ~1メートル80センチ
◯ リビングがお隣りの玄関と接している

さあ、どうします?
明日、プランをご覧いただきます。

現地にうかがって、奥様に案内されてこの庭スペースに立った瞬間「これはいい場所になる!」という直感がありました。まだご要望もお聞きしていないし、具体的なプランは何ひとつ出ていない段階でです。それくらい「感じがいい場所」でした。あるんですよそういうこと、設計する前からワクワクしてしまうときめく場所との出会いって。


 
「ときめく場所]との出会いは、同時に「ときめく人」との出会いでもあります。
そして場所や人とので会いにときめくのはぼく自身ですから、ぼくの調子いかんでときめいたりときめかなかったりするということもあります。
そういう出会いの場面で、ちゃんと「ときめく」ことができる自分を維持するということの重要性、感じてるんですよ。その一瞬のときめきから始まってできあがった庭は数知れず、たいがいお客さまが大喜びしてくださる庭になっていますから。

毎朝気合いを入れて、コンディションを整えて、この「ときめき」を求めて一日を始めるということが習慣化していて、結果「ときめき体質」が強化されてきたことを感じています。今ではちょっとつつくとときめく。ときめきが設計をするときの良質な燃料なのです。
ガーデンデザイナーという仕事をしていて、より良い仕事をするためにときめき体質が強まって行く。それは料理人が経験を積むほどに味覚が研ぎすまされていくのと同じことですから、そう考えると、庭というのはときめきが重要なんですよねえ。

あなたは、あなたの庭に「ときめき」を感じますか?

これはねえ、空気みたいな存在になった連れ合いに、ときめくかどうかみたいなことですね。
ぼくですか?そりゃあもう、「ときめき体質」ですから。