門馬さんちにうかがったときに、リビングに入るなり冷蔵庫に貼ってあるカレンダーに目がいきました。田舎に行くとよく見かける「ご教訓カレンダー」みたいな、一日ひと言が書いてあるものです。

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ぼくの実家にもあります。母がそういうのが大好きなので、居間や台所やトイレの中までその手の日めくりやカレンダーが吊るしてあります。そのせいで、ちょっと懐かしいような気分になってジックリと読んでみたら、これがなかなかいい感じで、田舎の昔ながらのそれとはニュアンスが少し違って現代版なんですね「魔法の習慣(クセ)カレンダー」。

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運気を上げる魔法の習慣が書いてあるんですけど、読んでみるとうなずくことばかりでした。

1、はきものをそろえる
2、胸を張る
3、笑顔をつくる
4、メモをする
5、空を見る
6、あたたかくする
7、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、パソコンをみない、聴かない
8、トイレ掃除をする
9、捨てる
10、神社にいく
11、ヒラメキを活かす
12、人間以外のモノに声をかける
13、元にもどす
14、変身アイテムを用意する
15、花や草木にふれる
16、本を読む
17、お財布の中を整理する
18、プチ断食をする
19、こちらから挨拶をする
20、つながる
21、あやまる
22、ハガキを書く
23、話を聴く
24、スイーツを分かち合う
25、瞑想する
26、寄付する
27、問いかける
28、祈る
29、両親に感謝を伝える
30、歌い踊る
31、作品を残す

ササッと流し読みしないで、ひとつひとつの意味を考えシーンをイメージしながら読むと「ウ~ン、確かにこれが習慣化していたら、すてきな人生になるだろうなあ」ということばかりですよね。そして何人かの知り合いの顔が浮かびました。その人たちはぼくが見習いたい素晴らしい暮らし方をされていて、その全員にこの項目のほとんどが当てはまりまるのです。

奥様に「これは?」とたずねたところ「本の付録でついてきたんです」とのこと。その本に興味が行って見せていただきました。

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装丁が気に入って何気なく買ったのだそうです。で、読んでみたらおもしろくて、この付録を冷蔵庫に貼って毎日眺めているということでした。

こういうことってどうですかね、自己啓発というかちょっとスピリチュアルな世界。好き嫌いがあるかもしれませんけど、ぼくは(母親譲りで)大好きです。
この「魔法の習慣(クセ)カレンダー」に書いてある言葉や考え方も好きですし、これを貼っていつも眺めていようという奥様の気持の有りようというか思考というか、それにも強く惹かれました。

最近日々が早く過ぎて行く気がして「もっといち日を濃くて分厚いものにしたい」なんて思っているんですけど、この「魔法の習慣(クセ)カレンダー」にあるようなことを意識しながら過ごしたら、そういういち日になっていくかもしれませんよね。

明日から庭の解説に入ります。


 

最近はまっている吉元由美さん(平原綾香のジュピターの作詞をされた方です)の著書「今すぐHAPPY!小さなことから変えてみる。/三笠書房」によると、吉本さんも冷蔵庫に言葉を貼っているのだそうです。「そうか、あの吉元由美さんも冷蔵庫に・・・」と思うと、何だか楽しくなりました。その本の「ハッとした言葉を手帳に書き留める」という章から抜き書きします。

何気ないひと言に心が動かされる。でも、その瞬間に味わって終わりにするのではもったいない。書き留めておいて、ことあるごとに何度も何度も読み返しているうちに、その言葉が心に刻み込まれていきます。
気がつけば、自分の行動の指針となっている。言葉ひとつで次の行動や未来の自分が変わることだってあるのです。

私は、手帳とは別に、聖フランチェスコの「平和の祈り」と、メアリー・スティーブンソンという少女が書いた「足跡」という詩を仕事場の机の前に、そしてマザー・テレサの「あなたの中の最良のものを」という言葉を冷蔵庫に貼ってあります。
「平和の祈り」は私がこの仕事をさせていただく導き、「足跡」は励ましと勇気づけのために。そして「あなたの中の最良のものを」は、家庭においての私自身の役割を戒め、勇気づけるために。ささやかなことかもしれませんが、確かにその力に支えられている自分がいるのです。