では、デッキを奥側からいろんなアングルで。

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この床の色、なかなかいいでしょう。グレーの塗料を半透明になるように塗ってあります。
この微妙な仕上げを丹念にやってくれた職人さん(北村さん)の仕事ぶりを、奥様は「感謝してます!」と、とてもよろこんでくださいました。

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グレーの床に、柱の赤と、板塀と手すりの白。

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このケーキ屋さんみたいな配色、バッチリです。

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ケーキ屋さんみたいな色使い・・・。以前、千葉のケーキ屋さんの外構をやったときに、お店の方に「ケーキ屋さんはステキな仕事ですね。幸せな人が次々やってきますね」と話したことがあります。

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ケーキ屋さんとかリゾートホテルとか、幸せを呼び込む空間ってありますよね。このデッキは、きっとそういう場所に仕上がったと思っています。このデッキには幸せを呼び込む力があると。
「幸せを呼び込む力がある庭」ということを、漠然とですがずっと意識して設計しています。「幸せ家族がもっと幸せになる魔法の庭」というのが、このブログのサブタイトルです。
このイメージで設計を積み上げていけば、いつか「人生のどん底にいる人でも必ず幸せになる、超魔術の庭」にたどりつくかもしれません。まあ、それは冗談のような・・・でも微かに、そんな方向性も浮かんでいるのです。

幸せへの誘いがなければ、庭はその意味の大半を失ってしまいますからね。庭は幸せのために存在すべき場所なのです。造園屋さんも外構屋さんも、建築屋さんでさえ、あまりそんなことを考えないようですけど、ぼくの意識はその一点から離れません。
「庭は家族の幸せのためにある場所」なのです。

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幸せを呼び込む配色と、もうひとつ、このデッキをいい感じにしている要素が「目隠しと見晴らしの組み合わせ」です。明日はそのことを。


 
昨日の「足跡」はとっても有名な詩なんだそうですね。ぼくは知りませんでした。
それを仕事場に貼っているという吉元由美さんのおかげで「いいもの見つけた!」という感じでした。

「足跡」を何度か読み返すうちに、ぼくの頭の中には一曲の歌が流れ始めました。それはテミヤンの「幸せの小舟」です。

「幸せの小舟」

ワカメ岩ノリ ヒジキ青ノリ ハバノリ、ノリ、ノリ

海辺の街に暮らし 潮風に吹かれてる
細い路地を抜ければ まぶしい海が見える

夢はたったひとつさ そう おだやかになれること
波待ちのボードの上 神様とつるんでゆけそう

幸せはいつだって(誰も 見えは しない)
通り過ぎた時間に(しらぬ うちに)
ただよっている 小舟さ

ワカメ岩ノリ ヒジキ青ノリ ハバノリ、ノリ、ノリ

きつくしかっておくれ 強く怒っておくれ
僕の強さ弱さを 一番わかっている君

夢はたったひとつさ そう おだやかになれること
だけどいつも心は 何かから おいかけられてる

喜びと哀しみは(いつも 背中 合わせ)
愛されていることに(何も かにも)
気づけない夜もある

ワカメ岩ノリ ヒジキ青ノリ ハバノリ、ノリ、ノリ

夢はたったひとつさ そう おだやかになれること
波待ちのボードの上 神様とつるんでゆけそう

幸せはいつだって(誰も 見えは しない)
通り過ぎた時間に(しらぬ うちに)
ただよう 小舟

喜びと哀しみは(いつも 背中 合わせ)
愛されていることで(人はみんな)
心を強くさせる

ワカメ岩ノリ ヒジキ青ノリ ハバノリ、ノリ、ノリ


「足跡」と同じ世界ですよね。

この曲は「Kitahara selection Best of Temiyan」というCDに入っています。山手のブリキのおもちゃ博物館に行くと売っています(もちろんインターネットでも買えますよ)。
こういう曲を口ずさみながら神様とつるんでいきたいなあ。

そういえば門馬さんちのこのコンパクトなデッキは、「幸せの小舟」みたいです。