このデッキを「幸せの小舟」にしている大事な要素が「目隠しと見晴らし」ということです。
ご覧のように板塀で目隠しした部分と、

手すりで見晴らしを確保した部分が交互になっている構成になっていますが、

これは見た目のデザインではなくて、

室内を歩き回りながら、

いろんな方向で外を眺めて、

今度はデッキに出て、歩いたり座ったりして、

目隠しが必要な部分だけを目隠しし、必要でない部分は見晴らしを確保した結果できあがった形なのです。
自分で「すごいなあ」と感心するのは、こういうことを設計段階で図面上でできるようになっているということなんですね(自画自賛)。
ふだん50分の1の縮尺で設計していて、そのとき自分自身が50分の1になってその仮想庭を歩き回るんです。楽しいんですよこれって「ミクロ決死隊」みたいで。
数年前からは、その仮想庭で風を感じたり、お客様の会話が聞こえたり、心地いい日の光にウトウトと眠くなることもあります。来る日も来る日も設計しているうちに身に付いたこの特殊能力はほんとに楽しいんですけど、あまり長い時間その50分の1の世界に滞在すると、クラクラしたりドキドキしたりして(トリップかなあ・・・)、かすかに怖いような気持にもなります。
これは熟練してきたということなのか、あるいはぼくだけに与えられた特殊能力なのか。いずれにしてもこの自分が50分の1になる技はありがたく、クセになる気持ちよさがあるのです。
今やこの「50分の1トリップ」と「レノンが降りてくる」ことなしには納得の行く設計できなくなっています。
昨日、北原照久さんからのコメントで、またまたいい言葉を頂きました。
時間は「過ごす」のではなく「使う」のです。
ついつい、忙しいとか時間が足りないとか言いながら過ごしてしまいますけど、時間は「使う」ものだと解釈すると、一日が全部自分のものになる。「時間はぜーんぶ自分のもの」という、この考えたら当たり前のことが見えなくなっていたんだなあと気がつきました。考えたら子どもの頃は一日中自分が主役の時間でしたよね。だから一日がものすごく大きかった気がします。
「あれもやりたいこれもやりたい」と思いながら、時間が自分のものになっていないと愚痴ばかりが出てしまいますが、時間は全て自分のものだと解釈すれば「あれもやれるしこれもやれる」というふうに、たしかに、時間の価値が何倍にもなります。
教えを乞うと即座に素晴らしい言葉を返してくださる北原照久さんに感謝感謝!
いやあ、ありがたい言葉でした。値千金、金額に換算したら、数千万円の価値がある一言でした。
ご覧のように板塀で目隠しした部分と、

手すりで見晴らしを確保した部分が交互になっている構成になっていますが、

これは見た目のデザインではなくて、

室内を歩き回りながら、

いろんな方向で外を眺めて、

今度はデッキに出て、歩いたり座ったりして、

目隠しが必要な部分だけを目隠しし、必要でない部分は見晴らしを確保した結果できあがった形なのです。
自分で「すごいなあ」と感心するのは、こういうことを設計段階で図面上でできるようになっているということなんですね(自画自賛)。
ふだん50分の1の縮尺で設計していて、そのとき自分自身が50分の1になってその仮想庭を歩き回るんです。楽しいんですよこれって「ミクロ決死隊」みたいで。
数年前からは、その仮想庭で風を感じたり、お客様の会話が聞こえたり、心地いい日の光にウトウトと眠くなることもあります。来る日も来る日も設計しているうちに身に付いたこの特殊能力はほんとに楽しいんですけど、あまり長い時間その50分の1の世界に滞在すると、クラクラしたりドキドキしたりして(トリップかなあ・・・)、かすかに怖いような気持にもなります。
これは熟練してきたということなのか、あるいはぼくだけに与えられた特殊能力なのか。いずれにしてもこの自分が50分の1になる技はありがたく、クセになる気持ちよさがあるのです。
今やこの「50分の1トリップ」と「レノンが降りてくる」ことなしには納得の行く設計できなくなっています。
昨日、北原照久さんからのコメントで、またまたいい言葉を頂きました。
時間は「過ごす」のではなく「使う」のです。
ついつい、忙しいとか時間が足りないとか言いながら過ごしてしまいますけど、時間は「使う」ものだと解釈すると、一日が全部自分のものになる。「時間はぜーんぶ自分のもの」という、この考えたら当たり前のことが見えなくなっていたんだなあと気がつきました。考えたら子どもの頃は一日中自分が主役の時間でしたよね。だから一日がものすごく大きかった気がします。
「あれもやりたいこれもやりたい」と思いながら、時間が自分のものになっていないと愚痴ばかりが出てしまいますが、時間は全て自分のものだと解釈すれば「あれもやれるしこれもやれる」というふうに、たしかに、時間の価値が何倍にもなります。
教えを乞うと即座に素晴らしい言葉を返してくださる北原照久さんに感謝感謝!
いやあ、ありがたい言葉でした。値千金、金額に換算したら、数千万円の価値がある一言でした。