今日のポイントは平面を区分けするということです。

これはガーデニングがメインの庭では特に大事なことで、歩く場所と植える場所をハッキリと分けて、土を踏まずに植物の管理ができるように、さらに庭での動きがスムーズに、庭の端から端まで手が行き届くように設定します。
これができていない庭は草花を植えれば植えるほど雑然として、ついには収拾がつかなくなってしまうんですね。雑草取りも切りがないというか、ついには、どれが雑草かもわからなくなってしまいます。

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当初の設計では歩く場所を天然石の乱張りで設定していましたが、コストダウンのためもあって、テラスにもともと敷いてあった平板を転用することになりました。
これですね。

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丁寧にはがして、組み替えて、こうなりました。

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次は裏の駐輪場に自転車を入れる通路です。
これも既存のまくら木を使いました。

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地面をその庭の用途や、庭での人の動きを考えながら区分けすることを、設計ではゾーニングと言います。
このゾーニング(平面的は区分け)と昨日まで解説して来た立体的な構成によって、庭は楽しい場所に変わってゆきます。

ガウディーは言っています「人は平面上で思考し、天使は立体的に思考する」と。
幸せな空間を追い求めて思案する人のもとに天使が舞い降りて来た時、楽しい庭、しあわせな場所はできあがるのです。


いい天気だあ!
朝から気力充実で、早く次の設計に取りかかりたくてウズウズしています。根っから好きなんですよね、この仕事。

昨日書いた武田双雲さんに倣うと「こんなに楽しい仕事をしながら暮らすことができて、ありがたいなあ」という気持ちです。

いち日に100回「ありがたいなあ」と思う。

さっそく今日からやってみます。
よしっ、今日も設計しますよ!ありがたいなあ。