昨日の「楽しいシーンをイメージする」ということに加えて、もうひとつイメージしておきたいのがその庭の未来予想図です。

まず樹木です。木は四季折々に変化しそして成長し続けますので、近い未来では夏になったらどうなって、秋、冬とどう変化するのか。遠い未来では5年後どうなって、10年後、20年後にはどんな形の大木になるのか。それをイメージした上で樹種の選択と配置を考える必要があります。

DSC_0070

樹木だけではなくて、このウッドデッキもそうです。デッキの寿命は一般的に15年と言われていますので、その間どんなふうにして楽しみまくるのかをイメージすること。限りある時間だからこそ、有意義に楽しむという気持ちがあると、ウッドデッキの価値は何倍かに膨らみます。
そしてさらに、デッキの寿命がきた後に、今度はその場所で何を楽しむのかまでイメージしましょう。「15年後かあ。子どもも大きくなって親と遊んでくれなくなって、そしたらここは畑にして夫婦で野菜づくりでもしようかなあ」とか、「15年経ったら定年が近くなるから、ガーデンハウスを建てて趣味のプラモデルに没頭できるホビールームにしたいなあ」とか、「孫が5人はできているだろうから、その子たちが夢中で遊べる庭がいいかなあ」など。そして念じるのです「みんなが元気でそんな日をむかえられるように、このデッキで、いい時間を重ねていこう」と。

DSC_0068

先々の庭をイメージすることは家族の未来予想図を描くということ。これもまた「イメージできたらできたも同然」です。幸せな未来の庭を思い描くことができたら、家族の幸せな未来も実現したようなものです。これは庭屋の実感。

DSC_0066

ウッドデッキの寿命は15年と言いましたが、最近増えて来たポストウッドデッキは「またウッドデッキ」です。塗装や補修をしながら使ってきて、さすがにもう限界かな、となったときに、再度ウッドデッキをつくる。それだけ楽しんできたということですね。
「もう一度ウッドデッキを」という依頼があるたびに、ウッドデッキ特有の魅力ってのがあるんだよなあと感じます。


ホームセンターの園芸売り場からパンジービオラが姿を消して、代わってチューリップが並べられました。春だなあ〜。
おっと、まだ1月でしたね。

今日は港南台店にいますので、遊びに来てくださいね。
そうそう、今日はロイヤルホームセンターが全品10%offだそうですよ。うちの奥さん、ちょっとはりきってました。一緒にバリバリ仕事してるのでついつい忘れがちですけど、そういうところに反応するところが、主婦だなあ〜!