相談会で聞いた庭の悩みシリーズの最終日です。今年も芝生のシーズンが始まりますので「芝生が上手く育たない」という定番のお悩みと「自分たちで芝生の張りたいんですけど」というご相談にお答えします。

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まず、芝生の順調な生育に必要な4つの絶対条件があります。
  1. 日当りがいいこと
  2. 土壌の水はけがいいこと
  3. こまめに雑草を取ること
  4. 夏場に散水と芝刈りを繰り返すこと

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他にも管理の仕方としてエアレーション、根切り、目土、施肥などがありますが、前提としてこの4つのことがそろわないと芝生は上手く育ちません。

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特に大事なのが1と2で「芝生が上手く育たない」という場合のほとんどが、この2つが原因です。
業者に頼まずに自分で張る時には、まずその場所の日当りを気にしてください。特に午前中の日差しが大切です。
次に土壌の水はけを良くすること。水はけの悪い土の上に黒土を敷いて芝生を張っても、1、2年は育ちますが、3年目位から急激に弱っていって、やがて消えていってしまいます。バーミキュライトや鹿沼土を鋤き込んで(地表10センチ程度)、硬く踏み均した後でも水がサーッとしみ込んでいくようにしてから張ってください。

3の「こまめに雑草を取る」、これはそういうものだという覚悟が必要です。芝生は雑草との戦いなのです。部屋の掃除や犬の散歩と同じく雑草取りが日常のことにならなければ、アッという間に雑草だらけになってしまいます。

4、「夏場に散水と芝刈りを繰り返す」ということも欠かせません。最近芝刈りが少なくてすむ芝生というのが売り出されていますけど、ちょっと違うんですよねえ。芝生は芝刈りを繰り返すことで根が張って丈夫になるんですから。
毎日水をやって、肥料もやって、無理やり伸ばしてでも芝刈りをするというのが芝生の育て方なのです。梅雨明けからお盆まで、毎週苅れればOKです。そうすれば根がしっかりと詰まった状態になって、雑草も生え辛くなります。

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ここまでお話すると、何だか大変そうだなあと、芝生を躊躇する方も多いんですけど、芝生の魅力ってのはその苦労に倍するものがありますので、ぜひ挑戦してみてください。

芝生の庭を楽しんでいる人には2つの共通点があります。ひとつは健康だということ。十年二十年と芝生の手入れをして暮らして来た方は明らかに元気です。日に当たるのがいいのか、屈伸運動がいいのか、芝生に意識が行くような気持ちの余裕がそうさせるのか、とにかくみなさん丈夫で長持ちなのです。
もうひとつの共通点は、人間的におもしろい(興味深い)ということです。洒落っ気があったり、創造的な暮らしをしていたり、いい笑顔の人ばかりです。これはまず外れたことがありません。だから、住宅地を歩いていてきれいな芝生の家に出くわすと、用事がなくてもピンポンを押してお話しがしたくなるのです(怪しまれるといけないのでしませんけど)。それくらい芝生の庭はいい印象があります。


空気がほんわかあったかい。冬→春→冬→春のくりかえしですね。こうして天気によって揺さぶられると、徐々にワクワクして来ませんか?春近し、です。

朝から感じるこのワクワク感で設計に没頭して、そして夜は、お客様に誘っていただいて、材木座の海辺のレストランでジャズのライブです。楽しみ楽しみ。
今日はもういただき!素晴らしい一日になります!時々ありますよね「今日は調子がいいぞー!」という日。いいんだよなあこういう朝って
せっかくなので、一日を思いっきり楽しみ尽くします。