リビング前につくったテラスに続いて、今日はウッドデッキです。

もともとあったウッドデッキを「居心地のいい場所」にするためにやったことは、

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部屋からいつ出ても座ったり寝っ転がって昼寝ができるベンチをつくって、

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三角形のコーナーパーゴラと照明器具を設置して、

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そのパーゴラの柱に木製パネル(タカショーのe-ウッドパネル1型)を取付けて、

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デッキの外に木を植えた。、
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この4つです。

ただウッドデッキがあっても、そこを居場所として構成しなければそのデッキの価値は出ないものです。世の中にあふれている「使えないウッドデッキ」を見るたびに「もったいないなあ。あとひと押しなのに・・・」と思ってしまいます。
だから、ウッドデッキはウッドデッキ屋さんに頼んではいけません。たいがいのウッドデッキ屋さんはウッドデッッキそのもののことだけで頭がいっぱいですから。残念なことですけど、それが現実です。
目隠しや、立体構成や、夜も過ごせるようにライトを取付けるなど、「そこで人が過ごしてこそデッキに価値が生まれる」という考えのウッドデッキ屋さんがいたら、繁盛すると思うんですけどねえ。

まあね、そんなこと言っててもしかたないので、ぼくはそういうこと考えながらウッドデッキを提案し続けていきます。
で、そうやって改修したウッドデッキが完成して、ご覧のように、テラスとデッキ、ふたつの「過ごす場所」ができあがりました。

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いろんなタイプの庭、いろんな庭の使い方がある中で「ウッドデッキ」は迷うことなく「外の部屋」としてイメージしてみてください。ただの大きな木製ステージで終わらせてはもったいなのです。
ポイントは3つです。
  1. イス(ベンチ)・テーブルを設置する
  2. パーゴラ、パネル、樹木などで目隠しと立体構成をする
  3. 照明器具で夜も過ごせるようにする
この3つのポイントで、あまり使わないままだったウッドデッキが、いつそこに出ても、座れて、本を読んだり、お茶や食事を楽しめる「外の部屋」になりました。
洗濯物たたむんでも「外でやろうかなあ」というくらいリビングの一部になって、はじめてウッドデッキはその価値が出るのです。


天気が三寒四温モードに入ってきましたね。もうすぐ春です。
さっ、今日もいち日一生懸命がんばりますよー!設計設計また設計!
庭のことを考えるために(ロマンチストで凝り性な魚座のA型ですから)相当量の気合いと思考エネルギーを使いますが、その気合いも思考も尽きることなく湧き出て来ます。それは、設計の向こうに、設計した数だけのお客様の笑顔が待っているからなんですよね。ありがたいことです。
感謝の気持をエナジーに変換して、設計設計また設計!