今日はライティングです。

今回はマリンライトを3灯取付けました。
ウッドデッキのコーナーパーゴラに1灯ぶら下げて、

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テラスのパネルの柱に2灯。

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この、たった3灯のライトで、夜はこうなります!

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いい感じでしょう!

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世の中の現状では、「夜の庭」なんて考えたこともない、というお宅が大半なんですね。

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打ち合わせなどで夜の住宅地を歩くたびに、そのことが残念で残念で。たった3灯の明りで、このように、夜も庭を眺めたり過ごしたりできるようになるのになあ。
一年中(冬でも)、夜の庭は最高に気持ちの良い場所です。特に夏の夜は、心地よい夜風が暑かったいち日の疲れをきれいさっぱりと除消し去ってくれますし、バーベキューしていても、辺りが暗くなってきてからが本番ですよね。食べて飲んで、澄んだ夜の空気に包まれると、気持がピュアになるのかなあ、話が尽きなくなるのです。ベーベキューテラスをつくったお客様から、よく「こないだも盛り上がっちゃって、日付が変わるまで庭でおしゃべりしてたのよ」というような楽しい報告が入ります。
昼の庭とはまた違う楽しさを味わえる夜の庭、庭を持っているすべての人にイメージし、体感してもらいたいことです。「夜の庭」が実現すれば、休日のバーベキューだけじゃなくて、平日の夜も庭のある生活を楽しめるようになります。

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日本中の家で、普通に、「今日の夕飯は外だよ」「わーい、やったー!」という感じになったら、日本のGNH(国民総幸福量)はグッとアップすると思うんですけどねえ。


GNH(Gross National Happiness)は、1976年の国際会議で、当時21歳の若きブータン国王ワンチョクが
「国にとって大切なのはGNP(Gloss National Product、国民総生産)ではなく、GNH(Gloss National Happiness、国民総幸福量)なのだ。ペットボトルの水がよく売れる国はGNPは上がるが、自然破壊がなく、川の水が飲める国はGNHが高い。塾で疲れた子供たちより、自然の中で遊べる子ども達の方が幸福度が高い。GNHはブータンの最終的な目標である」
と語って提唱したブータン国運営の指針です。

立派な国王じゃありませんか。ぼくはこの青年国王に拍手喝采したいですね。ワンチョクさん、あんたはえらい!(まあ国王なんで、最高にえらいんですけどね)

このGNHを数値化するための方法とのひとつとしてあるHPI(幸福度指数)のランキングのベスト3は、
1位 コスタリカ
2位 ドミニカ
3位 ジャマイカ
です。わが国はというと、なんと75位。これじゃあ、もしオリンピックだったらさっさと予選落ちですよね。GNP(国内総生産)はアメリカ合衆国に次いで世界第2位、銅メダルなのに・・・。

日本国はともかく、自分ちのGNHは世界レベルまで上げたいですよね。ランキングを見てもわかりますけど、お金の問題じゃないんですしね。まずは庭に3つの電球をぶら下げることから始めてみてはいかがでしょうか。「夜の庭」、家族の幸福度指数アップのために、ほんとにいいと思いますよ。