49回目のテミヤンライブです。

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またひと月、いい感じで過ごせたなあと。そしてまたひと月、いい感じで過ごしたいなあと。月一回のお楽しみであるのと同時に、ぼくにとっては一里塚のようになっています。

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では、久しぶりに「北原照久ミュージアム」。ラジオ日本「横浜ロハス」、今日の放送からです。

梅雨時期はちょっと無理していい傘やブーツを買うと、外に出るのが楽しくなりますよ。
ぼくは末っ子だから何でもお下がりでね。でも母親に長靴を買ってもらったことがあった。うれしくてねえ。雨も降ってないのにそれを履いて母親と一緒に散歩したんだよ。京橋もその頃はまだ空き地があって、ウキウキしながら歩いていたら、足元に小さな雑草の花が咲いていて、たまたま踏まずに通り過ぎたら、母が「おまえは優しい子だねえ。こんな小さな花も踏まずに歩くんだからねえ。ほんとにおまえは優しい子だねえ」とほめてくれたんだ。
ぼくとしては花なんか気にしていなくて、たまたま歩幅がその花に当たらなかっただけだったんだけど、ほめられちゃったもんだからうれしくて、そのときのことをよーく憶えているんだよねえ。だからそれいらい、ぼくは花を踏んで歩いたことは一度もない。親の言葉、特にほめ言葉って、大きいんだよなあ。


偉いおかあさんですね。照久少年の優しさに気がついた世界で最初の人だったのか、あるいはそうあってほしいという願いからだったのか。そのひと言、そのほめ言葉で、北原照久という人格に「やさしさ」という太い柱ができあがったと思うと、母親ってのは、生んで、育てて、実に偉大な存在ですねえ。

そう言えば以前、書道家の武田双雲さんが、北原さんのラジオ番組でこう語っていました。

「あなたは絶対に世の中の役に立つ人になる」と両親に言われながら育ちました。
ぼくは友だちの家に遊びにいって、そこでその友だちや家や出されたおやつのことなんかをほめて帰ってくるようなところがあって、父はよくそのことをほめてくれました。父はいつもぼくのことを尊敬していると言っていた。「おまえは天才だけん!」と言われ続けて育ったんです。

エッセイストの浅見帆帆子さんは「あなたは運がいい子ねえ」と言われ続けて育ったそうですし、ほめることって、ものすごく子供の可能性を伸ばしますね。

うちの娘が難しいお年頃で、少々手こずっていることを北原さんに愚痴ったことがありました。すると即ひと言、

「ほめればいいんだよ。お嬢は大丈夫」

・・・わかっちゃいるんですけどねえ。最近ますます手こずってます。ほめるって、実際とてもむずかしい。身近な人ほど、愛情が濃いほど、照れとかそういうことじゃなくて、ほめるより先に心配や落胆や苛立ちが口をついて出てしまいます。・・・ああ、また愚痴ってしまった。
北原さんの名言です。

愚痴を言った人で成功した人はいない。

起きてしまったことはすべて万象肯定、万象感謝。

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明日テミヤンライブで、良質な波動を浴びて、愚痴らない、イイ感じの自分を取り戻します。

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いやあ楽しみ楽しみ。
出演者、集う人たち、みなさんこの上なくイイ感じなんですよ。あなたもぜひ。