ゴールデンタイムが過ぎて、周囲がすっかり暗くなった夜の庭をご覧いただきながら、今日は夜風のことを書きたいと思います。

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夜の庭の心地よさは格別です。特に今、夏の夜は気持ちいい。風がいいんですよね、夜の風。

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暑くてクタクタに疲れて帰宅して、庭に出て感じるヒーリング。適度に冷えた海からの夜風が、全身から疲労を消し去ってくれます。

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オーストラリアには「フリーマントル・ドクター」という言葉があります。パースに近い港町フリーマントルには、午後になると海からの湿った涼しい風が吹き込んできて、毎日それを浴びている地元民はその風のおかげで病気にならないのだそうです。そのありがたい風を称して「フリーマントル・ドクター」。

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小池さんちにも、鎌倉の山を越えて心地よい海風が吹き込んできます。この港南台に吹き込む風をぼくら夫婦はどれだけありがたく感じてきたことか。

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東京から横浜に引っ越してきた9年前。知らない土地で初めて店を持って、最初の夏は無我夢中で、ぼくも妻も毎日倒れる寸前まで仕事していました。そしてヘトヘトで家に帰り着いてまずやるのは、窓を全開して風を入れること。

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疲労やストレスがスーッと消えていくのを感じました。ビールでお互いのナイスファイトをねぎらって(何だか山賊の夫婦みたいに戦闘モードだったなあ。肉ばっかり食べてたし)、時にはその風の気持ちよさにそのまま床で寝込んでしまうこともありました。「ほんとにいい風だよねえ。東京にはこの風がないんだよなあ。あの過酷な状態でよく生きてたね」と話したものです。

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小池さんちの庭に吹き込む港南台の風も、栄区のわが家に吹く江ノ島からの風も、フリーマントル・ドクターに負けない良質な風です。

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いい風は人を元気に、健康にしてくれます。
夜になったら庭に出て、夜風を感じてみましょう。きっと癖になりますよ。



アフリカ人は家を建てるときに「いい風が吹く場所」を探すそうです。目に見えない「風」という要素を意識すると、暮らしがひとつ気持よくなるのです。
いい風が吹き抜ける庭で過ごして、その風を家に入れて、風通しのいい家庭を維持したいですね。
「風」、意識してみましょう。