昨日は「通路」を「庭」にするために何をどう変えたのか、ということを書きました。
今日は、「眺める庭」を「過ごす庭」にするために何が必要かを書きます。
  1. 部屋から出やすくすること
  2. 出たら座れる(寝っ転がれる)ようにすること
  3. 必要に応じて目隠しをすること
  4. 木を植えるなどして居心地をよくすること
  5. 夜も過ごせるようにすること 

この5点をカタチにしたのが、このリビング前のテラスです。

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室内からはこう見えます。

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これで「眺める庭」が「過ごす庭」になりました。

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今回はその奥に、さらにもう1カ所「過ごす庭」を確保。

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ここは将来(ぼく的には)「バーベキューテラス」になるであろうという予感を持っています。

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このように、庭スペースを「外の部屋」として捉え直すことで、庭は何倍も楽しい場所になるのです。

もちろ「眺める」という要素も大事なことではありますが、そのためだけにすべてを使うのはもったいない。それと、多くの場合「眺める」ということすら意識しないままの庭、「手入れをするための庭」になっているのですから。
「そんなことはない。うちは庭の眺めを楽しんでいるよ」という方は、そこに「過ごす」という要素を取り入れて、過ごすことと眺めることの割合を何通りかイメージしてみてください。必ず庭の魅力は倍増します。

「外の部屋」が2部屋できた草野さんち、あとは楽しみまくるだけです。  




NHKで夜中に「戦争の記憶を語り継ごう」というような番組が連日組まれていて、ついつい見入ってしまい(観た方がいいんですけど)寝不足が続いています。
今朝スタッフに勧めたら「もうクタクタで夕べは8時に寝てしまいました」とのこと。
それでいいんです。思いを込めた庭づくりに熱中してクタクタになる。それが平和を守ることになるのですから。その調子でしっかり働けー!

今日は長崎の「原爆の日」です。あの日、長崎の人工の3分の1の命が奪われたといいます。

ぼくにできることは、今日も夢中で「家族の庭」を生み出すことです。笑顔で。・・・ちょっと重いなあ。
重くても「まかしとけ!」と笑って歩き出すパワーがほしい。若大将みたいな太陽のようなパワー。

加山雄三さんが子供の頃におばあちゃんから言われた言葉です。

荷物が重たいんじゃない お前の力が足りなんだ

いつも笑っていられる力をつけるためにも、よし!今日も夢中で設計します。とにかく、歩を進めることですよね。戦争のない世界に向かって。