「真夏の夜の偉人たちーーぼくとおもちゃとサラ・ボーンーー」を聴いて、サラのダニーボーイが沁みました。

多くのアーティストが歌っているこの曲。ぼくはエルビス・プレスリーのダニーボーイが大好きなのです。
エルビスが亡くなってから発売された最後のライブアルバムの中で歌っていました。
体調が悪くて声もよく出ない状態なのに、この曲はエルビスが万感の思いを込めて歌い上げています。自らの死期を悟っていたかのように。その声から、間違いなく、両親と自分にだぶらせての熱唱でした。

世界一の成功者であり、世界一孤独だったエルビス・アーロン・プレスリー。その成功と孤独の象徴があのグレースランドなのです。ぼくがその名を社名にしたのは、エルビスが最初から最後まで無邪気で親思いの少年のままの人だったからです。その純粋無垢な魂が世界中の人たちを幸せな気持にさせた。ぼくもほんの少しでも彼ににあやかりたい、そういう生き方もあるのだということをいつまでも心の中から無くしたくない、という気持からでした。
久しぶりに聴いたダニーボーイが、ぼくが夢中でエルビスを聴いていた中学生の自分と、会社を始めたときの不安よりも大きな夢を抱えていた純な自分を思い出させてくれました。

いやあ、音楽って、ほんとにいいもんですね。
エルビスのダニーボーイ、よかったら聴いてみてください。歌詞はこうです。

O Danny boy, the pipes, the pipes are calling
From glen to glen and down the mountainside
The summer's gone and all the roses falling
'Tis you, 'tis you must go and I must bide.

ああ私のダニーよ バグパイプの音が呼んでいるよ
谷から谷へ 山の斜面を駆け下りるように
夏は過ぎ去り バラもみんな枯れ落ちる中
あなたは あなたは行ってしまう

 

But come ye back when summer's in the meadow
Or when the valley's hushed and white with snow
'Tis I'll be here in sunshine or in shadow
O Danny boy, O Danny boy, I love you so.

戻ってきて 夏の草原の中
谷が雪で静かに白く染まるときでもいい
日の光の中、日陰の中、私は居ます
ああ私のダニーよ、あなたを心から愛しています

But if ye come and all the flowers are dying
If I am dead, as dead I well may be,
You'll come and find the place where I am lying
And kneel and say an Ave there for me.

すべての花が枯れ落ちる中、あなたが帰ってきて
もし私が既に亡くなっていても
あなたは私が眠る場所を探して
ひざまづき、お別れの言葉をかけるのです

 

And I shall hear, though soft, your tread above me
And all my grave shall warmer, sweeter be
For you will bend and tell me that you love me
And I will sleep in peace until you come to me.

私の上を静かにそっと歩いても私には聞こえる
あなたが私に愛してるといってくれたとき
私は暖かく心地よい空気に包まれるでしょう
私は安らかに眠り続けます
あなたが私の元に帰って来てくれるその時まで

 


 エルビスが亡くなったのは42歳。8月16日でした。エッ!昨日ですね命日。アメリカでは今日が16日だから、今日が命日ですよね。そうかあ、だからダニーボーイでエルビスを思い出したのかもしれませんね。
エルビス・プレスリー。彼を知ったことで、彼の純粋さに憧れて、おかげでぼくの人生は波乱に満ち、しかし思いっきり楽しいものになりました。感謝! 
いいですよエルビス。彼の人生込みで聴いてみると、きっと日常に清らかさが増すと思います。そう、彼の偉大さは清らかさです。