ウッドデッキと芝生の庭に、新たに「外の部屋」が加わりました。デッキ脇に添える配置でつくったバーベキューテラスです。



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いつもの円形ではなく四角い囲炉裏にしました。

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デッキ側の席はアグラをかいて、炉端焼きのようにして楽しめます。

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背景には木製パネルを立てて、照明器具を取り付けました。

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これで居心地の良さと、場にスペシャルな感じが生まれます。

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パネルの前に座ってデッキ側を眺めます。

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この風景。今回のリフォームで奥様が感激したポイントなのです。

「今まで何年も庭を楽しんできたのに、庭に座って家側を眺めたことがなかったことに気がつきました」

うれしかったなあ。それを発見して、そのことをうれしそうに話す奥様に、ぼくはときめいてしまいました。「なんて素敵な人なんだろう」と。

庭を家側からだけ眺めながら一生を過ごす人も、相当数いるはずです。あなたはどうでしょう、庭にたたずんで、庭から家側をジックリとながめたことがあるでしょうか。
同じ庭スペースでも、2方向からその庭を眺め、感じることができれば、風景としては庭は2倍になります。そしてたいがい、その2方向は別世界なのです。

家(室内)から庭を見ると、見えるのは庭とお向かいさん。家に居て、外に庭があるという設定になります。では、庭に座って家側を見るとどうでしょうか。庭とその背景にわが家のリビングルームが見えます。
家からだと「外に庭がある」、庭からだと「庭があってリビングがあって」となります。つまり、庭は庭側から建物(リビング)込みで眺めたときに、初めて視覚的に、リビングと一体の、リビングと同格の「暮しの場所」として認識されるのです。

そのことを感じてほしくて、けっこうそういう設定、庭から家側を眺める仕掛けを入れ込んだ設計をしているんですけど、今回のように、お客様からそのことに気がついたとよろこんでいただいたのは、20年以上この仕事をしていて初めてのことでした。
うれしかった!



「家からの庭の眺め」と「庭からの家方向の眺め」という2方向を意識し始めたのはウインド・サーフィンが切っ掛けでした。ウインドは、ぼくの数ある趣味の中でも大好きな、たぶんじいさんになっても続けるであろう趣味です。

ブームを握って、ボードを沖に向けて、セールに風を入れて、パッとボードに乗って、セールを引き込んで風を捕まえて。するとボードは水面を滑り始めます。これがビーチスタート。
しばらくバランスを取っていると徐々にスピードが上がって、アッという間に沖合300メートルです。広い海で300メートルなんてほとんど波打ち際なんですが、実際にそこに行ってみると「怖い」と思ってしまいます。当然水深は背が立たないし、さっきスタートした浜辺が遥か遠くに見えます。
その怖さも何度も経験するうちに消えてなくなり、そうなると沖合300メートルからの陸方向の景色を楽しむ余裕が生まれます。それは陸から眺めていた海とは別世界。自分が海側の存在になって陸を眺め居ていることの気分の良さったらありませんよ。征服者の優越感みたいな。手を腰に、オードリーの春日のように胸を張って、高笑いしたいような気分になります。
ヨットやクルーザーを楽しんでいる人たちにとっても、この「海から陸を眺める気持ちよさ」が大きな魅力なんだと思います。

海から陸を眺めることと同じように、庭から家を眺めると、「別世界」を感じられるのです。



今日は日曜日。昨日の強風もおさまって、穏やかな晴天です。気持ちいいなあ!
今日ぼくは港南台店に居ます。遊びにきてくださいね。