ちょっとイメージしてみてください。

あなたは今リビングのソファーに、ゆったりと沈み込むように腰掛けていています。カーテンは開いていて、サッシの外には秋風にそよぐ庭木が見えています。いい天気です。
その外の風景、庭全体の高さが、あと40センチ上だったら・・・。

いかがでしょうか、グッとゴージャスな気分になりませんか。リビングの床と庭の地面がほぼ平らにつながって、木漏れ日の中の花、秋の薔薇が、あなたの目の高さで咲いている。山手の洋館にいるような感じです。

これが庭とリビングの理想の高さ関係。

さっ、幸せなイマジネーションを終了して、現実の世界に戻りましょうか。
現実的には建物の基礎が高くて、庭に出るためには「よっこらしょ」と声が出るほどの段差がありますよね。これを何とかしたいのです。

庭との段差をなくすことで、庭とリビングがつながり、リビングが庭にまで広がる。いいですよね、庭も含めた広々リビング。段差を解消することでそれを実現したい。
とは言っても、庭全体を持ち上げるのはかなり大掛かりな工事になりますので、そこで「ウッドデッキ」です。それも大掛かりだという方には「濡れ縁」。段差なく屋根のないところに出られるということだけで、庭がグッと近い存在になります。

日置さんちのリビングからの眺めをご覧ください。ウッドデッキと濡れ縁があることで、庭が、建物に付随した「外の場所」ではなく、リビングと同等の「暮しの場所」として成立していることを感じ取っていただけると思います。

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どうです、この暮しが外に広がった感じ。いいでしょう!

リビングの外の庭スペースを、窓枠という額縁の中の風景として捉えるだけではなく、暮しの場所として、空間ごと手に入れるための第一歩が、リビングと庭との段差をなくすことなのです。




仕事の都合で数日間設計ができませんでした。今日は一日じっくりと設計作業に当てられます。
朝、家を出る前から「今日は設計だー!」と、ハイテンションになっている自分。素材や構成や植物の選択といった、設計内容のことと、お客様が喜んでくださる顔、おどろく顔が浮かんできます。

「楽しいです!」

なんでしょうね、この楽しさ。
20代の頃はとぼとぼと歩きながら会社に行って「いやあ、どうも調子が悪くって。今回の不調は二十数年続いてるんですよ」とか言ってたのになあ。そういうことがなくなった。
力みまくって自爆を繰り返していたような時期もあったし、カスミを食べながら夢を語っていたこともあったし。・・・まあいいか、楽しいんだから。思いっきり楽しませていただきます。
何だかわからないけど、感謝!設計に熱中させていただきます。
・・・なんだろうなあ、ありがたいなあ。