ガーデニングエリア、バーベキューテラスと解説してきました。
今日は樹木をご覧いただきます。まずはコニファーから。

庭の入り口の左右にコニファーを2種類植えました。


エレガンテシマ
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これから寒さが増すと葉が茶色に変色しますが、枯れ葉になるわけではありません。冷気に驚くような感じでいったん光合成がストップするだけで、2月の後半のポカポカした陽射しを浴びると、すぐに復活します。
冬場に茶色くなる分、春の新芽は輝くばかりにきれいです。エレガンテシマは春が見所。


スカイロケット
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数あるコニファー類の中で、最もスリムでとんがった形の木です。
この形状のままで成長します。3メートルくらいになると、その名の通りに、空身向かって打ち上げられるロケットのようです。


ブルーエンジェル
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庭の一番奥に、お隣さんの玄関の目隠しもかねて植えました。

最初のエレガンテシマが冬茶色くなって、春の芽吹きが美しい木であるのに対して、このブルーエンジェルは一年中、寒くても熱くてもこの色のままです。青白いまま。
この青白さが、庭に独特の雰囲気を醸し出してくれます。

ブルーエンジェルと似た木でブルーへブンというのがあります。写真のような2メートル以内のものだとほとんど見分けがつきませんが、もう少し大きくなると、樹形ははっきりと違ってきます。
ブルーエンジェルは枝付きが細かくて、背が高くなっても細くきれいに整ったシルエットですが、ブルーへブンの方は、枝が太くなっていって、枝振りも荒っぽく、樹形は横にふくらんできます。
広い公園でブルーエンジェルが雄大に育っているというのも見物ですが、狭めの庭や、接近して見る位置に植えるときにはブルーエンジェルの方が向いていますので、購入時には、エンジェルなのかへブンなのかをよく確認した方がいいでしょう。

コニファー類はほとんど手入れがいらず、丈夫で虫もつきにくく枯れ葉も少ないため、とても人気があります。
生産も簡単らしくて、以前は珍しかった樹種でも、いったん出回り始めるとすぐにポピュラーな扱いになって、ホームセンターで安価に手に入れることができるようになります。おすすめです。

おすすめです、が、ゴールドクレストだけは避けた方がいいです。あれだけは特別。葉枯れしやすく、成長が早い割に根が張らないために、みるみる大きくなって、台風でバタッと倒れるというパターンです。
ゴールドクレスト以外なら大丈夫。

明日は都合でひと休みします。明後日、コニファー以外の木をご覧いただきます。