今日は樹木をご覧いただきます。

ブログ初登場の木、シルバープリペットです。モクセイ科の常緑低木で、刈り込みに強く葉も旺盛に茂るので、生け垣に仕立てたり、植えつぶしに向いています。斑入りの葉が美しく、このように一本で植えても庭を明るい雰囲気にするいいアクセントになります。夏、小さい白い花が咲きます。


シルバープリペット
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背景の生け垣が濃い緑色なので、コントラストが出て、存在がいっそう際立ちました。
やや寒さに弱く(横浜なら問題なし)、毛虫の心配もありますが(殺虫スプレーが一本あれば問題なし)、これから人気が出てゆく木です。

 

オリーブ 
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これもシルバープリペットと同じくモクセイ科の常緑樹です。レンガ塀との相性が抜群です。
オリーブは自家受粉をしないので、一本植えだと花が咲いても結実しません。実を楽しみたい場合は2本植える必要があります。
徐々にオリーブの実を楽しむ方が増えつつあります。若い実は漬け物にし、大量に収穫できれば実を完熟させて、つぶして絞って、自家製オリーブオイルがつくれます。

 
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塩害に強く、乾燥を好みますので、海辺にお住まいの方にもおすすめです。
庭にオリーブがあると、イメージは地中海へと広がりますね。


 
レモン
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すっかり定番になりました。10年前にはまだ珍しくて、庭でレモンが育つということも知られていませんでした。

 
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まだ木が若くて本格的な実の収穫には数年かかります。主幹の直径が4センチほどまで成長すると、食べきれないほどのレモンがぶら下がります。


 
ドラセナ
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ドラセナは種類が多すぎて(ほとんどは室内向けの観葉植物)明確な解説ができません。うちが庭に使うのは3種類で、葉が柔らかくて赤いコルジリネと、同じく柔らかくて緑色のものと、葉が硬いものです。今回は葉が硬いタイプ。これはやや耐寒性に難ありで、冬は防寒養生が必要ですが、見た目はご覧の通りで庭がリゾート感いっぱいになります。

 
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次の、葉が赤いのがコルジリネです。

 
コルジリネ
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これは冬でも放ったらかしで大丈夫。



最後はおなじみの常緑樹、シマトネリコです。


シマトネリコ
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葉が明るい!照葉樹というと、以前はツバキ・サザンカ、モッコク、ソヨゴなどの和風寄りの木しかなかったので、超洋風のこの木が大人気になっています。


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どれもこれも個性的で楽しい木ばかりです。
奥様と完成した庭を眺めながら「この木々が倍くらいのボリュームに育つと最高の庭になりますね」と話しました。


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5年後、10年後と、木々が成長して緑濃い庭になることをイメージしながら配植しました。

庭木は家族のような存在になります。長い長い付き合いをしながらお互いに成長してゆくのです。無数にある樹種から、厳選して、将来の姿もイメージしながら、お気に入りの木を選びましょう。