石井さんちの紹介を再開します。
ちょっと間が空いてしまったので、最終プラン図とビフォー・アフターをもう一度。



石井邸D



Before 2
ビフォー2

After 2
アフター2



Before 3
ビフォー3

After 3
アフター3



Before 6
ビフォー6

After 6
アフター6



Before 11
ビフォー11

After 11
アフター11



ここ数日間、横浜→姫路→宍粟→姫路→横浜→魚沼→横浜と移動しながらぼくと妻のルーツを巡る旅をして、そして今朝はいつも通りに店にきてパソコンを開いています。
普段、来る日も来る日も設計と打合せと撮影で、ほとんど横浜から出ることがない生活をしているので、今回の旅はとても刺激的であり、心身ともにニュートラルな状態に戻れた気がしています。

で、そのニュートラルな頭で石井さんちの続きを書こうとすると、今までとは違った感慨があることに気づきました。それは「すごいなあ、すごすぎるなあ」ということ。
何がすごいかというと、ただの屋上にここまでの庭を出現させた石井さんの発想というか意欲というか、そのパワーがすごいなあと。 
設計施工はうちですが、それを実現させたのは、間違いなく石井さんご一家のイマジネーションとエネルギーです。

旅の途中、兵庫県と新潟県の住宅地をいくつも通りながら、その街並や庭の様子を眺めたわけですが、こんなに楽しげに輝く庭とは一度も遭遇しませんでした。そのほとんどは畑であり、花咲く空き地であり、たまに見かける丹精して仕立てられた庭園であっても、そこに楽しさやワクワクする感じや、家族が集うような雰囲気は皆無でした。
「今さら何を・・・、そんなことは十分にわかっていたことじゃないか」と思いつつも、自分がやっている仕事と世の中とのギャップの大きさを実感し、ちょっと呆然としてしまいました。
 
庭っていったい・・・。
明日から数日間石井さんちの草花をご覧いただきながら、この呆然とした気持ちが消えないうちに、このことを掘り下げておこうと思います。
ぼくはそうとうに変わり者なのかもしれないし、さもなければ日本の庭文化を変える大天才かもしれない。ま、変わり者ですよね。それも超が付く変わり者、奇人変人の部類なのでしょう。
・・・ったく、何だろうなあ、このでっかいギャップは。





さっ、今日からいつも通りに仕事です。タップリと蓄えたパワーを全開して、猛烈に設計します。
いいなあ、フル充電できているこの感じ。