高橋さんちには8種類の木を植えました。


フラミンゴカエデ
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落葉すると、ご覧の通りで何の木か見分けがつきません。
この木の見せ場は春にやってきます。葉が茂るとこうなります。


 
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芽吹いた直後の葉がピンク色で、その色合いがフラミンゴのようなのでフラミンゴカエデと呼ばれています。



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割と早めに落葉する木です。10月末には葉が落ち切って、最初の写真のような枝だけの姿のなります。

ところが、この暖かさのせいでしょうか、何枚かの小さい葉が芽吹いていました。



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気温が下がると落ちてしまうでしょうけど、ちょっと気候がいいと反応するこの様子、旺盛な生命力を感じます。冬なのにアイスクリーム食べてる子どもみたいに元気です。


アイアンのトレリスを挟んで、ガーデニングエリアの中央にヤマボウシを植えました。



ヤマボウシ
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ヤマボウシの落葉は遅くて、12月に入っても葉が付いています。これから徐々に葉先が赤くなっていって、いち枚、またいち枚と、ゆっくりと落葉していきます。
ヤマボウシの赤はカエデのような派手さはないものの、熟した柿のようなタルッとした赤です。なかなかいいですよ。



ヤマボウシの左奥にレモン、右奥にシマトネリコ。



レモン
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まだ小さくて堅い実が、これから急激に大きくなっていって、花が少なくなる冬の庭にフレッシュな黄色を提供してくれます。
もちろん食べられます。あと3年ほどして木が成熟すると、数十個の実が穫れます。枝で黄色く完熟させたレモンの味は、格別です。 



シマトネリコ
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株立ちのいい樹形です。絵に描いたようです。
ここに常緑樹があることで、背後の目隠し塀の存在感が薄まります。この木がないと、白い壁が、ちょっと唐突な印象に感じられるかもしれません。



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一年中艶のある明るい緑色の葉が茂っていて、日に当たったときの輝きは他の木では味わえない美しさです。
テラス内部からは逆光になるので、葉が透けながら光って、夢の世界にいるような気分になります。


8種類のうち4つを並べました。
明日に続きます。


庭木って、それぞれに趣が違っておもしろいでしょ。
一度植えたら家族のような存在になるものです。よくその木の特性を知って、よく吟味して選んでください。