テミヤン的、第5弾、佐島の海の物語が出来上がりました。







あの佐島の家にはじめて伺ったとき、ぼくは庭に足を踏み入れるなり、呆然としました。
家からか、庭からか、海からか、空からか、そこに集う人たちから、正面からの怒濤の波動を浴びたのです。
それはこの上なく心地よく、心地よいにもかかわらずその質量があまりに膨大で、それを受け止めきれずに、ぼくは惚けたようになってしばし立ち尽くしました。ちょっと泣きそうになりました。感動ってこれなんだよなあと。
そんな経験って、きっと希なこと、人生で何度あるか。幸せな瞬間でした。
 
あの心地よい波動の世界へと引っぱられ、そして持ち上げられてゆく感じ。
不思議な、そして特別な場所であり、家です。

北原さんはよく「出会いが人生を決める」とおっしゃっています。その言葉通りに、北原さんは出会いの達人。
この家との出会いがどれだけすばらしい展開を見せたか、多くの人が目撃した奇跡のような出来事でした。
佐島の家は、きっと運命を感じたに違いありません。北原照久の登場を待っていた。そして、家と人とが共鳴し合い、大笑いしながら竜巻みたいに空高く登ってゆく。

北原さんとテミヤンの出会いもまたそういうものだったに違いありません。奇跡の出会い。
そのことが、この曲から伝わってきます。
佐島の海と、家と、庭と、集う人たちが放つ良質な波動が、ぎっしりと込められた1曲です。聴いているうちに、あの家に、波が打ち寄せるあの庭に居るような気分になってきます。

ボリューム上げてお楽しみください。あなたにもこの波動、きっと伝わりますよ。