今日はガーデニングスペースをご覧いただきます。
仕立てとしては、まず玄関アプローチ、駐車場、縁側のある庭での人とクルマの動きを想定します。そして導線的に余裕がある部分を土にして、ガーデニングスペースにしてあります。
こうすることで、全体に植栽ポイントが散らばった配置になりました。
こういうのもまたいいものです。あくまでも「歩く・駐車する・過ごす」という機能を優先しつつ、その端々で植物が場を演出するという感じです。家のあちこちに花を生けてあるような、そんなイメージになりました。
では、その5カ所を並べます。
と言います。よその家の花を手折る盗人もまた、その花に心動かされてのことなんだから、許してもいいんじゃないかなあ、というようなニュアンスで使われる言葉です。
花って、人の心の一番優しい部分に語りかける、そういう不思議な存在なんですよね。不思議不思議、何ででしょうね、ただの草なのにね。
その不思議な威力を秘めた花が、街にあふれている住宅地があります。栄区なら庄戸や桂台がそうですし、磯子区なら磯子台、能見台。歩いているだけで幸せいっぱいな気分になります。
よく思うんですよ、そういう街に住んでいたら、少々気を抜いてても、周囲の幸福感に引っぱり上げられて幸せに暮らしていけると。
花いっぱいの街に住んでいれば、わりと簡単に幸せになれる。
これはたくさんの街を見て、たくさんのご家族と、たくさんの庭を作ってきて感じる実感なんですけどね。
たぶんこれって、正解なんですよ。
「花咲く街で暮らしたい」、そうは言っても引っ越しは大変なので、まず自分の家を花だらけにしませんか。基本は部屋から眺めて、庭にいて、美しく眺められるように。でも、少しでいいので、道ゆく人に向けた植え方もしてみて下さい。
その花に見ず知らずの人の目が行って、もしかしたら立ち止まって、あいさつや花の会話が生まれるかもしれません。
まあ、いきなりそんな具体的な展開にならないとしても、花は微妙に、あなたの幸せに作用してくれるはずです。
道ゆく人を微笑ませるように花を植えたら、必ずあなたが微笑むようなことが起こります。
花に限ったことじゃないんですけどね。他の人を楽しませることは、巡り巡って、回り回って、いやいやそんなに遠回りしないで、わりとすぐに、あなたのところに返ってきます。「情けは人のためならず」って言うでしょ、それと似たようなもので、「利他の心」はあなたを守り幸せへと導いてくれることでもあるのです。
筑波大学名誉教授、村上和雄さんはこんなことをおっしゃっていました。
細胞を研究していると、ひとりの人間に存在する60兆個の細胞が、お互いに影響し合っていることがわかります。すべての細胞が他の細胞にいい影響を与えながら、遺伝子のスイッチを入れたり切ったりしつつ成立しているのが人間なんです。細胞レベルからしてそうなんだから、利他の心を持つ人が幸せに生存できることは、ごく自然なこと、それが本来的な人間らしさなのです。
面白いなあと感じるのは、これが日本を代表する、世界的に認められた大科学者が、長年の科学的研究の末にたどり着いたことのひとつであるということ。「利他の心」って、学者じゃなくて、宗教家が言うことですからね。
村上先生の言葉は、サイエンスとスピリチュアルの領域がボーダレスになりつつあることを示しています。
先生は、さらに、笑いと遺伝子のメカニズム、さらにさらに、祈りと遺伝子の関係性へと研究を進めていて、どんどん神の領域へと分け入っています。
利他の心がある人には、幸福感というご褒美が与えられます。
利他の心で暮らしていると、幸せな家庭が築かれ、その良質な遺伝子は継承されていきます。
利他の心は、細胞レベルで組み込まれている、人間の基本なのです。
道ゆく人に向けて花を咲かせることは、とても人間らしい行為、ということです。
さっ、今日は日曜日。人間らしくいるために、園芸店に花苗を買いにいきましょう。そして、道ゆく人を和ませ微笑ませるような植え方をしてみましょう。
利他の心、利他の精神、ギブ・アンド・ギブ。
仕立てとしては、まず玄関アプローチ、駐車場、縁側のある庭での人とクルマの動きを想定します。そして導線的に余裕がある部分を土にして、ガーデニングスペースにしてあります。
こうすることで、全体に植栽ポイントが散らばった配置になりました。
こういうのもまたいいものです。あくまでも「歩く・駐車する・過ごす」という機能を優先しつつ、その端々で植物が場を演出するという感じです。家のあちこちに花を生けてあるような、そんなイメージになりました。
では、その5カ所を並べます。
玄関アプローチの周辺
駐車場の建物側
庭の入り口、外側
庭の入り口、内側
縁側の奥
駐車場の建物側
庭の入り口、外側
庭の入り口、内側
縁側の奥
こんなふうに、庭や外構のあちこちに花を植えるという構成にすると、家族が主役で、その暮らしを草花が彩ってくれます。
植える量はたいしたことないのに、まるで花畑の中で暮らしているようなゴージャスな気分になります。
植える量はたいしたことないのに、まるで花畑の中で暮らしているようなゴージャスな気分になります。
暮らしに花があるっていいもんです。「花の数と幸せの量は比例する」って何度か書きましたが、これは春になると、いっそう強く感じることです。
どの住宅地も、今の時期は花だらけ。家ごとに違うお好みの花を、思う存分咲かせている様子を見ると、そこからあふれ出している、眩しいほどの幸福感が伝わってきます。
お隣の庭や玄関先が花だらけだったら、つられてこちらも植えたくなりますよね。これが花のいいところ。よそのお宅の花を見て、それをうらやんだりひがんだりしないで、「うちも植えましょう」となります。
庭達人、後藤さんの言葉です。
いろんな趣味を楽しんでるけど、麻雀とかテニスだと競い合うでしょ。でも花って競わないのよね。花の仲間は競争しないで、それぞれが、ただ純粋に楽しみまくっているんですよ。だから一番好きです。
どの住宅地も、今の時期は花だらけ。家ごとに違うお好みの花を、思う存分咲かせている様子を見ると、そこからあふれ出している、眩しいほどの幸福感が伝わってきます。
お隣の庭や玄関先が花だらけだったら、つられてこちらも植えたくなりますよね。これが花のいいところ。よそのお宅の花を見て、それをうらやんだりひがんだりしないで、「うちも植えましょう」となります。
庭達人、後藤さんの言葉です。
いろんな趣味を楽しんでるけど、麻雀とかテニスだと競い合うでしょ。でも花って競わないのよね。花の仲間は競争しないで、それぞれが、ただ純粋に楽しみまくっているんですよ。だから一番好きです。
確かに、そういう感じがしますね。
花(ガーデニング)は、とてもピュアに個人の幸福感を満たしてくれるものなのです。
花盗人は 風流のうち
花(ガーデニング)は、とてもピュアに個人の幸福感を満たしてくれるものなのです。
花盗人は 風流のうち
と言います。よその家の花を手折る盗人もまた、その花に心動かされてのことなんだから、許してもいいんじゃないかなあ、というようなニュアンスで使われる言葉です。
花って、人の心の一番優しい部分に語りかける、そういう不思議な存在なんですよね。不思議不思議、何ででしょうね、ただの草なのにね。
その不思議な威力を秘めた花が、街にあふれている住宅地があります。栄区なら庄戸や桂台がそうですし、磯子区なら磯子台、能見台。歩いているだけで幸せいっぱいな気分になります。
よく思うんですよ、そういう街に住んでいたら、少々気を抜いてても、周囲の幸福感に引っぱり上げられて幸せに暮らしていけると。
花いっぱいの街に住んでいれば、わりと簡単に幸せになれる。
これはたくさんの街を見て、たくさんのご家族と、たくさんの庭を作ってきて感じる実感なんですけどね。
たぶんこれって、正解なんですよ。
「花咲く街で暮らしたい」、そうは言っても引っ越しは大変なので、まず自分の家を花だらけにしませんか。基本は部屋から眺めて、庭にいて、美しく眺められるように。でも、少しでいいので、道ゆく人に向けた植え方もしてみて下さい。
その花に見ず知らずの人の目が行って、もしかしたら立ち止まって、あいさつや花の会話が生まれるかもしれません。
まあ、いきなりそんな具体的な展開にならないとしても、花は微妙に、あなたの幸せに作用してくれるはずです。
道ゆく人を微笑ませるように花を植えたら、必ずあなたが微笑むようなことが起こります。
花に限ったことじゃないんですけどね。他の人を楽しませることは、巡り巡って、回り回って、いやいやそんなに遠回りしないで、わりとすぐに、あなたのところに返ってきます。「情けは人のためならず」って言うでしょ、それと似たようなもので、「利他の心」はあなたを守り幸せへと導いてくれることでもあるのです。
筑波大学名誉教授、村上和雄さんはこんなことをおっしゃっていました。
細胞を研究していると、ひとりの人間に存在する60兆個の細胞が、お互いに影響し合っていることがわかります。すべての細胞が他の細胞にいい影響を与えながら、遺伝子のスイッチを入れたり切ったりしつつ成立しているのが人間なんです。細胞レベルからしてそうなんだから、利他の心を持つ人が幸せに生存できることは、ごく自然なこと、それが本来的な人間らしさなのです。
面白いなあと感じるのは、これが日本を代表する、世界的に認められた大科学者が、長年の科学的研究の末にたどり着いたことのひとつであるということ。「利他の心」って、学者じゃなくて、宗教家が言うことですからね。
村上先生の言葉は、サイエンスとスピリチュアルの領域がボーダレスになりつつあることを示しています。
先生は、さらに、笑いと遺伝子のメカニズム、さらにさらに、祈りと遺伝子の関係性へと研究を進めていて、どんどん神の領域へと分け入っています。
利他の心がある人には、幸福感というご褒美が与えられます。
利他の心で暮らしていると、幸せな家庭が築かれ、その良質な遺伝子は継承されていきます。
利他の心は、細胞レベルで組み込まれている、人間の基本なのです。
道ゆく人に向けて花を咲かせることは、とても人間らしい行為、ということです。
さっ、今日は日曜日。人間らしくいるために、園芸店に花苗を買いにいきましょう。そして、道ゆく人を和ませ微笑ませるような植え方をしてみましょう。
利他の心、利他の精神、ギブ・アンド・ギブ。