撮影中に、縁側が持つ機能を、子どもたちが存分に見せてくれました。
濡れ縁の存在によって、リビングの床が屋根のない場所まで広がっていることで、リビングの床自体が楽しい場所として感じられているようです。



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でしょ、この写真。もしも濡れ縁がなかったら、きっとわざわざ窓際の床で遊ぶこともないんじゃないかなあと思います。部屋が外につながっているからこその遊び場って気がします。



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それにしても、ふたりは一緒に、縁側と庭でずーっと遊んでいます。兄弟っていいもんですよね。
記憶を掘り起こすと、ぼくも弟とずっと一緒でした。でもいつも喧嘩ばかりしていて、親から「どうせ喧嘩するんだから、そんなにくっついているんじゃない」と言われたものです。
そのことを奥様に話すと、「うちも同じこと言ってます」とのことでした。兄弟ってそうなんですよね。

上の写真は、お父さんが、ヘッドフォンで音楽を聴きながら新聞を読んでいるのを真似しているのだそうです。お父さんが大好きなんですね。男の子がお父さんを大好きって、ぼくには少しうらやましい気がします。平成の父親像ですよね。

ぼくは、今は父を尊敬していますけど、小さい頃は怖かったです。昭和の父親ってそうでしたよね、子どもの前に立ちふさがる巨大な壁。
父は柔道の先生で、体も声もでかいし、親子喧嘩の時には全力で突進していって、次の瞬間にはぼくは宙を舞っていました。圧倒的な力で放り投げられる、そのときの無重力感は、今でも時々思い出します。 


室内からの写真をご覧ください。



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目隠しができているので、カーテンは開けっ放しです。



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カーテン開けっ放しで、気候がいいからサッシも開けっ放しで、それで床が庭へと広がっているんですから、



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子どもがそこを、遊び場にしないはずがありませんよね。



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まず、カーテンを開けられるようにすること。



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次に庭と部屋を床面でつなぐこと。



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このふたつのことをちゃんと考えて、きっちりとやり切ることで、暮らしが庭へと広がります。
同時に、部屋にいながら、庭の開放感や、風や光の心地よさ、木や草花の美しさやうるおい感を、室内まで引っぱり込んだ暮らしが実現するのです。 






昨日、近所の住宅地を歩きながら、頭に巡ったことを書いておこうと思います。

世の中に、これだけたくさんの家があって、その多くに庭があるということ。その庭のほとんどは、そこで暮らす家族にとって「なくてはならない場所」として存在できていないということ。
どう思いますかこれ。
いやいや、その現状を嘆いているわけじゃなくて、ぼくは、現状があまりにそうなっていること、庭が暮らしに幸福感をもたらす場所として機能していないということに、だんだん期待にも似たワクワク感を持ち始めているのです。

時代の変化は、いきなり、一気にやってくる。

ぼくがイメージしている庭、うちのお客樣方が楽しんでいる庭がもつ大きな意味や価値を、会う人会う人に、できるだけ多くの人に伝えたくて、以前はそのことを、前のめりに熱く語っていました。
でもこの頃思うのは、「放っといても変わるときは変わる」ということです。
人が必要としている展開、もっと大きく捉えれば、地球が必要としている展開は、政治家や、テレビのコメンテーターと無関係に、ある日突然訪れるのです。それは、歴史を振り返れば、誰もが感じることです。

庭って、幸せな人生のためにある。

「なに言ってんだよ、あったりまえじゃん!」と、そんな日を心待ちにしながら。
今はただ、ひとつひとつの庭に、思いを込めて、願いを込めて描き生み出し続けること。
あとは世の中に任せる。
遅かれ早かれ、日本人の庭は変わります。

放っといたって変わるんだから、庭については口数少なく・・・、っと、そうはいかない。やはり語り続けなければと思っています。

言葉は、心の扉を開くためのカギ。

ぼくのつたない話でも、それがきっかけで「幸せへ扉」を開いた人がたくさんいらっしゃいますからね。
それのことのうれしさで、毎日を楽しく、感動的に過ごせています。

だから、今日もひと言。

園芸を楽しむ場所が庭だと思っていては、あまりにももったいない。
庭が持つ価値、その場所にもうひとつの大切な意味を与えたうえで園芸を楽しむことができれば、庭は、あなたの暮らしに欠かせない場所としての価値を持ちます。


庭は「趣味の園芸」に使う場所だと、何となくそう思い込んじゃってる人が多いんですね。
園芸も楽しいことではありますが、そのように庭を限定して考えると、なかなかワクワクできないという人の方が、実のところ多いんです。
ちょっと思考を変えて、

庭は屋根のない部屋。屋根がないから、植物も、人も、健康に育つことができる場所。

そう捉え直すと、どうでしょう、あなたの庭スペースを、どんな「屋根のない部屋」にしたら楽しいと思いますか?
バラに囲まれてお茶する部屋とか、陽射しや夜風を楽しみながら本を読む部屋とか、料理をし、食事をする部屋でもいいし、昼寝をする部屋でもいい。
ね、ちょっと、ワクワクしてきたでしょ。
庭をバリ島みたいに仕立てて、「我が家にはアジアンリゾート空間があるのよ」でもいいんです。あなたのイマジネーションしだい、だれもそれをじゃましません。

なんでもあり!庭はあなたの家なんだから。


あなたとあなたの家族にとって、最高の庭ってどんな姿なのか、一度じっくりとイメージしてみませんか。

ここまでが、昨夜歩きながら考えていたことです。考え事をしながら歩く、というか、歩いていると考え事をしてしまうクセがあって、ときどきどこを歩いているのか、どっちに向かっているのかわからなくなることがあります。妄想癖、ちょっと危険ですよね。良い子は真似しないように。

で、ここからは、相談会のお知らせです。




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毎年恒例、GWの相談会を開催します。



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せっかくご来店いただいても留守にしていることが多くて、いつも申し訳ないなあと思っています。
この期間中は、だいたい店に居続けることができると思いますので、ぜひお越し下さい。

ぼくと一緒に、あなたの理想の庭をイメージしてみましょう。 
 
庭の様子がわかる写真か、建築図面をお持ちいただけるとありがたいです。お話をうかがいながら、その場でスケッチを描いて、あなたの理想の庭を絵にします。
他にも、植物のこと、土のこと、目隠しや照明器具のことなど、庭のことなら何でもお応えできると思いますので、連休で出かけるついでにでも、気軽にお立ち寄りください。




 
相談会に備えて、これからぎっくり腰の治療に行ってきます。2日間で痛みは半減しました。

ノアさんの出産は、今朝はまだ兆候無し。今夜か、明日か。本人はいたって元気で上機嫌なのに、ぼくらの方が緊張しています。