家族の時間が積み重なった庭が持つ味わいってあります。一見華やかでもなく、デザイン的に云々するような仕立てがなされていなくても、それとはまったく別のことです。
そこに暮らす人にとって、一本の木が、毎年芽吹く宿根草が呼び起こす満ち足りた時間の記憶。
その記憶の中には、若い日の自分と、まだ幼い子どもと、もしかしたら、もうすでに遠くへと行ってしまった人の姿や言葉もあるかもしれません。
記憶ってすてきですよね。記憶の中の自分やそこにいる人たちは、自分の中では消えることなく生き続けてくれますし、今も自由に会話することができますからね。しかも不思議なことに、そこには楽しい記憶だけが息づいているものです。
だから、そういう記憶が幾重にも積み重なっている庭は魅力的なのです。

そこに積み重なった楽しい日々の記憶が、庭を幸せな場所にしていきます。

あなたの庭は、10年後に、そんな魅力を持つ場所になでしょうか。そうなれる庭が、いい庭なのです。

矢嶋さんちのガーデンリフォームは、そういう「いい庭」に、これからさらに楽しい記憶を積み重ねていくための変化、プラスの世界をもっとプラス方向に広げていくための脱皮、羽化、進化でした。

では、一気にご覧いただきます。



 Before 1
 ビフォー3

After 1
アフター3




Before 2
ビフォー2

After 2
アフター2




Before 3
ビフォー4

After 3
アフター4




Before 4
ビフォー5

After 4
アフター5




Before 5
ビフォー6

After 5
アフター6




Before 6
ビフォー7

After 6
アフター7




Before 7
ビフォー8

After 7
アフター8



ぼくとしてはそういうふうに、ご家族の新たな記憶を積み重ねていくための進化を遂げる、ということを意識して設計しましたが、きっと奥様の方は、そんなに力んだような気持ちはなかったと思います。何となく「もっと楽しくなりそうだ」と、気負いなく、そういう感じだったと思うのです。
それは、これまで出会ったたくさんの「庭を楽しんで幸せに暮らしていく族」の人たちと共通することで、力まずに、とりあえずは変化を楽しむような、気楽に変化させてみようというような感覚です。

「何となく楽しそうだ」と感じたら、気軽に変化させてみる。これが「庭を楽しんで幸せに暮らしていく族」の特徴。あまり気合いを入れません。

気合いを入れて変化させると、今度はそれを維持しようとしますよね。まずいんだなあそれ。変化は変化させ続けることに意義があるのですから。

力まずに、「どうせまたすぐに変えるんだから、とりあえずやってみよう」くらいの感じで変化させる。そうやって変化させつづけることが、庭を楽しむコツなのです。
どうやらそれは、幸せに暮らしていくためのコツでもあるようです。


大掛かりなガーデンリフォームはそれなりにコストもかかりますから、気軽にとはいかないかもしれませんけど、それでも変化を楽しむという気持ちが先行しないと、いい結果は得られないものです。
これから庭を変えようと思っている方は、気合い先行で力みすぎることなく、変化を楽しむワクワク感を無くさないようにして進めていっていただきたいと思っています。

提案提供する側は、それではダメなんですけどね。
ぼくは毎日、燃える闘魂のように気合いを充実させて、血管切れる寸前まで、思いっきり力みながら設計しています。
毎日クッタクタになりますよ。その充実感とか達成感が楽しいんですけどね。何かを生み出すって、そういうものなのです。
そんな仕事をやってみたい人がいたら、いつでも面接しますよ。


よっしゃ!今日も気合い入れまくって、設計設計!