矢嶋さんちの続きです。

今日はリビングからの眺めをご覧いただきます。
今日書くことをあなたの庭に当てはめると、もしかしたら暮らしが大きく変わるかもしれません。もっと言えば、人生が変わるかもしれません。あなたとあなたのご家族の人生が、幸せの階段を、何段か上がることになるかもしれません。
っと、それはちょっと大げさかもしれませんけど、でも、けっこう劇的に、庭と暮らしがプラス方向へと向かう効果を持ったことですので、ほんとに、あなたの庭に当てはめてイメージしてみてください。



DSC_1233



それは、庭を設計するときのあるテクニックのことで、ぼくはしょっちゅうそれを使っています。



DSC_1234



そのテクニックとは、「庭を持ち上げる」。

庭を持ち上げると、暮らしが変わります。

上の写真のように、室内の椅子やソファーに腰掛けた状態で、庭の地面が視界に入るお宅って、ほとんどありません。すごく庭が広ければ遠くの地面は見えますけど、建物からの出幅が2〜3メートルという標準的な広さの庭だと、特に新築の家だと基礎が高いので、部屋で腰掛けたら庭の地面は見えないのです。

庭に出やすくすることの重要性を、これまで繰り返し書いてきました。そのためのひとつの方法として、庭の一部、「過ごす場所」を持ち上げて、部屋の床に近づけるという設計をしてきました。
それを繰り返すうちに、段差が小さくなることで出やすくなることに加えて、庭の地面が見えることで室内が快適になる、ということに気付きました。
家族が集う、暮らしの中心と言えるリビングで、ソファーに沈み込んでくつろいでいるときに、庭の地面が見えて芝生や草花を感じて、さらに、その見える地面へはいつでも行けるという感じ、そこも部屋になったような感覚を得られます。



DSC_1235



多くの庭は暮らしの外にある場所です。そういう庭は、住む人がそうなってしまっていることにも気付かないほど、何の楽しみも幸福感ももたらさないままで沈黙しています。庭は何年でも、黙りこくったままです。

暮らしの外に追いやると、庭は何年でも沈黙しつづけます。

見てあげましょうよ、庭のこと。庭を持ち上げていつも視界に入るようにしておけば、無口だった庭が語り出しますよ。
庭が機嫌を直して語り始めたら、もう止まりません。

庭は本来、B型の関西人みたいによくしゃべるものです。



DSC_1236



山手の洋館巡りをしたことがありました。どの建物も、まるで異次元空間に迷い込んだようにすてきでした。そして、どこも、そのすてきさが庭へと広がっていました。室内と庭がセットで、そのすてきさを生み出していました。
ふと気付いたことは、昔の建物なので基礎が低いんですよね。だからスッと庭に出られる。これだ!と思いました。

庭に出やすいことに加えて、部屋に居ながらにして庭を見ることができる、そこに歩いていくことに何の抵抗も感じない仕立てにすることで、あなたの家に山手の洋館のようなすてきさが生まれます。


このことは、庭が狭いほど効果が大きい。
だから、「うちは庭が狭くて何にもできない」と思っている人には特におすすめのことなのです。

庭を持ち上げて、部屋で座っていても庭の地面が見えるようにするということをイメージしてみてください。
それが実現すれば、暮らしが大きくプラス方向へと変化します。 

ちょっとしたことなんですけど、このことに気付かないままで暮らしている人が大半。

暮らしの外にある庭は、A型の越後人みたいに寡黙なままです。




さてさて、今日と明日、「レノンの庭」でお庭の相談会をやってます。



相談会チラシ表 2

相談会チラシ表 1

相談会チラシ裏 3

相談会チラシ裏 10



天気もいいし、早朝から何組かの人たちとお話しできて気分上々です。いいんだよなあ庭の話って、みんな、どうやってもっと楽しもうかっていう姿勢ですからね。大盛り上がりで、ニッコニッコしながら庭をイメージするこの感じ、しわせだなー。