向井万起男さんという方をご存知でしょうか。
この風貌を見れば思い出すんじゃないかなあ。この超個性的なヘアスタイルとひげ。



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日本人初の女性宇宙飛行してある向井千秋さんのご主人です。

慶応大学の医師で、分筆もこなして「講談社エッセイスト大賞」を受章しています。
熱心なメジャーリーグファンとしても有名で、イチローの球種とコース別の打率を研究するなど 、かなりマニアックな方。写真からもその雰囲気が伝わってきますよね。

今日は唐突に、この方の言葉から始めます。

ぼくは向井千秋の旦那と言われることに何の抵抗もありませんよ。だって事実だから。松田聖子の旦那って言われたら怒りますけど、事実を言われても抵抗は感じませんよ。

この言葉から、ぼくは団塊男子のダンディズムを感じます。
万起男さんは「宇宙飛行士向井千秋さんのご主人」と、常に世間からそう言われるわけで、それに対してのスタンスを取る必要があるわけです。それがこの言葉。
団塊世代という大きな一群の中を勝ち上がってきた人に共通する、おだやかにして理屈っぽい、強固な自己肯定感です。
好きなんですよこの感じ。ぼくはいつもその人たちの理屈にねじ伏せられながら、その理屈の説得力や、自信満々な言いように憧れていた世代なのです。
もしかしたら世代が違う人にはピンとこないかなあ。あるんですよ、団塊とか全共闘とか、その人たちが持っている時代的なスタイルとその魅力。

その向井万起男さん、妻千秋さんのことをこう語っています。

結婚するとき、すべて女房の希望を叶えてあげたんですよ。どういう希望かというとね、式は挙げない、披露宴もしない、指輪も要らないし記念写真も要らない。何にもしませんでした。だから何も残っていません。最初にふたりで写っている写真は、結婚して2年後に、海辺でアメリカ人が撮ってくれたやつです。

ご主人万起男さんは、その風貌からも、見るからに変わっています。でもそれに負けず、奥様の千秋さんも変わっていますよね。尋常じゃないです。ちなみに千秋さんもお医者さん。慶応大学の医学博士で、石原裕次郎の担当医だった人です。



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どうやらそれぞれに強烈な個性を持ったご夫婦であると思われます。で、ふたりとも相手を尊重しつつ、それぞれの世界を充実させながら暮らすという関係性が出来ているようです。

万起男さんは続けます。

よく「宇宙に行って人生観が変わった」っていう人いるでしょ。そういう人もいるだろうけど、ぼくにはそれがよくわからなくて。人生観てのは長い年月の積み重ねで出来ているもので、それが宇宙に行ったことくらいで変わってどうすんのって。女房は宇宙から帰ってきても、何一つ変わりなかったですよ。一切変わらなかった。私の予想通りです。

さらに奥様のこと、「自慢話ですけどね」と前置きをしてこう言います。その感じが、いいんだなあ。

私が女房にかなわないなあと思うのは、肝っ玉が据わっているということ。
彼女はパニックにならないんですよ。ぼくは普通にパニクりますけど、彼女はまったく、何が起こっても何ともない。
宇宙に行くと緊張して眠れなくなるもんなんだけど、女房は初日から熟睡したそうです。他の人は睡眠薬を使うのに、それもなしで。
「万起男ちゃーん、宇宙ってよく眠れるのよー」って言ってましたからね。


それぞれの強烈な個性をそのままに、お互いを理解し尊敬し合いながら輝く夫婦関係。ぼくら世代には、なかなか真似できない夫婦のありようです。


っと、ここまでがマクラ。では本題に入ります。

万起男さんの奥様、向井千秋さんは日本で最初の女性宇宙飛行士です。
そして2番目に宇宙に行った日本女性が、皆さんご存知の山崎直子さん。
その山崎直子さんのご主人が山崎大一さんです。
大一(たいち)さんも万起男さん同様に「宇宙飛行士の山崎直子さんのご主人」と言われ続けてきたわけです。
向井さんご夫婦よりも約20年若い山崎さんご一家が、向井さんちとはまた違う家族のあり方を作り上げました。いくつもの危機を乗り越えて。

宇宙家族山崎さんちに起こったドラマを大一さんが書き記した本「宇宙家族ヤマザキ 妻から届いた宇宙からのラブレター」を原作とした舞台が今行われていて、昨晩はそれを観に行ってきました。場所は吉祥寺です。



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北原照久さんが太一さんのことを応援していて、初日ということで、開演前に北原さんと太一さんのトークショーが行われました。



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北原さんは、この舞台の原作本「宇宙家族ヤマザキ」を飛行機の中で読んでいて、感極まって涙があふれてきたことや、大一さんと直子さんの出会いのエピソードなど、これから始まる舞台への期待がグングン高まる話を披露してくださいました。

舞台はすばらしいものでした。
演劇っていいもんですよねえ。興奮と感動の2時間。
終了後に気持ちの中に広がっていた清々しさを、満員のお客さん全員が共有していたことと思います。

劇場の外で、その高ぶりの中、大一さん、北原さんに入っていただいてパシャッと。



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みんないい顔しています。ほんと、大満足、そういう時間でした。



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舞台は明日まで。近くの人は調べて行ってみるといいですよ。
そしてこの本、山崎大一著「宇宙家族ヤマザキ」をぜひ読んでみてください。北原さんじゃないけど、泣けますよ。そしていろんなことを考えさせられる1冊です。読み終えると清々しい気持ちになります。

この本と、昨夜の舞台で、ぼくの中に浮かんだことを並べます。 



夫の夢、妻の夢、どちらかを優先すると片方が消えてしまう。
でも夫婦の夢なら、ふたりでいっしょに頑張れる。



夫婦がうまくいかないって、結局、知性が足りないってことなんだよなあ。
危機に際して、ギリギリのところで踏ん張れるのは知性の力。
知性って、大事。




結局のところ、女性の方が強い。はるかに強い。圧倒的に強い。

 

娘ってかわいいなあ。女房って愛おしいなあ。自分って、がんばってるよなあ。



言葉で伝えることの大事さを双方とも知っていることが、夫婦円満の前提。



家族でハグできるって、いいなあ。



家でいつも笑っていられるって、これも知性の高さ。



すべての夫婦が世界一の夫婦を目指せばいい。



一度きりの人生、家族と一緒に、最高の時間を過ごしたい。いつもゲラゲラ笑いながら。



人生って、感動的だなあ。



早く家帰って風呂掃除しよっと。



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いい家族、だなあ。

育児、老親介護、専業主夫、離婚調停・・・。
崩壊しかけていたぼくたち3人の家族が、本当の絆を取り戻しました。


い、やあ・・・またあふれてきちゃいます。たまんない。

宇宙家族ヤマザキ、世の中のすべてのご夫婦に読んでいただきたいです。夫婦のあり方、人生の歩き方のクオリティーが上がりますよ。
あなたも、ぜひ、読んでみてくださいね。


これを読む前に出来ればもう1冊、こっちを先に読むと、さらに感動、そして感慨が深まります。



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人生には「壁」がつきもの。でも、越えられない「壁」はきっとない。

いやいや直子さん、あなただから越えられた壁ですよ。誰でも彼でも越えられるような壁ではありませんでした。大一さんの心を射止めたあなただから、大一さんと優希ちゃんと、3人掛かりで壁を越えることが出来たのです。すべてはあなたの魅力の成せる技ですって。

そんなあなたに、ぼくも恋しました。ご存知のように、困ったことに、ぼくは「猛烈に強くて美しい女性」に心惹かれる癖があるのです。
ぼくと同じく、そういう「苦労が絶えない癖」がある大一さんにも、惹かれるんだなあ。がんばれー!








昨夜の感動がよみがえってきて、・・・いやあ、・・・ちょっと、まいっちゃったなあ。

そうそう主役は大一さんです。これをご覧ください。大一さんが宇宙の夢を熱く語っています。
山崎大一、いーい男です。


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第89回、メディカツ 宇宙の夢を実現しよう



話それますが、このメディカツの水越さんご夫婦もまたすばらしい。ぼくは奥様のファンなのです。
何たっていまだに毎日出がけにハグするそうですので。まいっちゃうよなあ。マイッチング水越。


山崎さんち、水越さんち、北原さんち、お客様方、ぼくら夫婦のまわりには、手本としたいすばらしいご夫婦がたくさんいてくれてありがたいです。
できるだけそういう人たちの真似しながら暮らしています。・・・なかなか出がけにハグは出来ませんけど。

宇宙家族ヤマザキ、読み甲斐のある本ですよ。