7月15日にtvkで行われた「Temiyan ファミリー倶楽部」の発足記念ライブ&パーティー、いい気分&感動的な時間でした。
ミュージシャン、音楽を生み出して、曲を演奏し歌いながら暮らすということは、ガーデンデザインで食べていくこと以上に一般的なスタイルではないわけで、当然そこには「世の中と違う自分」ということの葛藤があるわけです。
葛藤って、具体的には生活苦ってことです。レールが存在しない世界ですからねえ、なかなか食えませんよ。
でもそこに家族がいて、仲間がいて、応援してくれるファンがいて、そういう人たちとのかかわりの中で、自分を掘り起こしながら作品を生み出しつづけていけるんですよね。

今朝早めに目が覚めて、TVでやってた「アキレスと亀」に引き込まれ、朝からドップリと深い思考の世界に入りました。売れない芸術家(北野たけし)と奥さん(樋口可南子)の、どこまで行っても出口が見つからない物語。
アキレスと亀のパラドックスってあるでしょ、俊足のアキレスは永久に亀に追いつくことができないというロジック。「アキレスと亀のパラドックス」で検索すると出てきますので、興味のある方は読んでみてください。頭がクラクラしますよ。
どこまで行っても、行けば行くほどダメになってゆく人生の物語。その映画の最後の救いは、奥さんの愛情。でも、はたしてそれで本当に救われるのかはわかりません。ふたりで、また破滅への道を歩むのか、いやいやついにアキレスは亀に追いつくことができたのか。
ダスティン・ホフマンの古い映画「卒業」のラストシーンのように、その後の展開をあれこれと考えさせる最後。そこがこの映画のキモなんですよね。

たまたま観た「アキレスと亀」と、テミヤンの「発足記念ライブ&パーティー」がダブりました。
愛情です、愛情。どちらも家族の愛情を感じる場面でグッとこみ上げてきました。

絵でも音楽でも、何かを生み出すことで生きていくには、周囲の愛情が必要。それ抜きに、たったひとりでアーティストを続けられるほど、人間は強くできていません。変節か自滅が待っているだけです。
ゴッホには弟テオがいました。テオの何が起ころうとも変わらない兄への愛情が、ゴッホを狂人ではなく天才にしましたからね。

瀬戸内寂聴さんのこんな言葉を思い出しました。

幸福になるためには、人から愛されるのが一番の近道です。


男のお坊さんは理想論に走りがちでますが、あまさんってのは、現実に即したいいことを言いますねえ。
この「幸福」を「アーティスト」に入れ替えてもいいし「好きな道で生きるには」に入れ替えてもいい。
ぼくも(アーティストじゃないですけど)妻やスタッフや仲間や、できあがった庭に感動してくださるお客様の愛情のおかげで、ギリ、狂人になることもなく、変節も自滅もせずに、好きなことを探求しながらまあまあ人並みの暮らしを維持できているわけです。
恵まれてるなあって思いますよ。感謝です。

テミヤンは、ぼくの何倍もそう感じているんじゃないかなあ。またぼくの何倍も、周囲に愛される魅力を持っていますから。それはきっと、テミヤン自身が、愛情のかたまりみたいな人だからなんでしょうね。



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明日、夕方6時30分、横浜人形の家に行くと、愛情のるつぼに入ることができます。
愛情を発信する人のもとに、愛情豊かな人たちが集うと、こんなに心地いい空気になるんだなあって、実感できますよ。




では、北原照久ミュージアムです。


テーマ「世界一だと思うことは?」

世冒険家、植村直己さん。マッキンリーで交信不通になったままなんだけどね。
いつも高みを目指して、これでもかこれでもかとチャレンジしてゆく。世界一の冒険家ですよ。

ぼくは小さくても一番。大記録とか偉業じゃなくても、何でもいいから一番になることが大事だと思っています。ちょっとしたこと、挨拶でも掃除でもなんでもいいから一番になることです。
一番と二番は違いますからね。




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伊能忠敬は56歳から歩き始めた。70歳から100冊の本を書いた人もいる。
何かを始めるのに遅すぎることはないですよ。
何をやるんでも最初はうまくいかないけど、そんなことを気にしなくていい。最初からできる人なんていないんだから。
もし何かを始めようと思ったら、毎日少しずつ、無理なく続けることがコツです。



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テーマ「あなたのNO.1は?」

コレクションですね。
おもちゃには懐かしさがあるでしょ。不思議なのはいまの中学生でも懐かしいって感じるみたい。懐かしさって癒しなんだよね。
あと、おもちゃから生まれるコミュニケーション。親子で、仲間で、恋人と、おもちゃを観ながらいろんな話が溢れ出す様子を見ていると、こっちが感動しちゃいますよ。おもちゃが持つ不思議な力を感じます。




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1月30日で64才になりました。勝海舟と同じ誕生日。
「When I'm Sixty Four」って曲があるでしょ。ポールが10代後半につくった曲なんだって。
これ聴きながら、何でこんな曲つくったのかなあって思ってたら、自分がその歳になりまいした。






1967年のサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドというLPに入っているんだけど、そのアルバムのジャケットがすごくいいんですよ。ピーター・ブレイクというデザイナーの作品。
そのピーターがおもちゃコレクターで、うちの博物館に来てくれたんですよ。意気投合して、その後ポールを紹介してくれて、会うことができました。ビートルズのポール・マッカートニーですよ。
ポールの手はやわらかくて、すごくフレンドリーな人でした。




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ちゃんと朝食を食べるとチョウシヨク(朝食)なる。



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ぼくは太陽が大好きだから、すぐに黒くなる。



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テーマ「夏が来ると思い出すものは?」

蚊帳ですね。あの独特の匂いとワクワク感。布団に入って寝るのがもったいなくて、話しをしてもらったりね。すぐ寝ちゃうんだけど。
他にも夏の思い出は限りなくあります。夏はいいね。



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テーマ「子どものころの思い出」

小学校の頃は本当に勉強しなかったなあ。夏休みなんか、始まりは天下取ったみたいに元気なのに、8月の終わりが近づくとナメクジみたいにショボーンとしていました。
学校が始まると友だちに会えるし、また元気になる。女の子なんて、休みの間に急に大人びてたりしてね。
こないだ番組でぼくが出た小学校に行ってきたんですけど、ジーンとしちゃったなあ。椅子とか水飲み場とか、小さいんだよねえ。




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60年代のあの空気。反体制の中で、「俺たちは自然の中で生きてるのがいいんだ」っていう感じもあったなあ。



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世の中にはいろんな仕事があるけど、何の職業でも、一番大事な仕事は、仕事を楽しくすること。



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ユーミンの「やさしさにつつまれたなら」ってあるでしょ。いつも神様がいるって思ってること、大事です。そういう人ってすてきですよね。