今日の扉は「エレベーターのスイッチを押す」です。
これは作家で作詞家の吉元由美さんから学んだことです。
そして、庭を楽しむ人たちに共通することでもあります。
賢人は、自分の立つフィールドを自由自在に上げ下げできる。まるでエレベーターのスイッチを押すように。
人は状況によって、心の居場所(階)がまちまちです。感動や高揚感に包まれて高い階にいるときもあれば、心静かに地上階にいたり、ひっそりと、身を隠すように地下にいることもあります。
それは日によっても変わるし、一日の中でもアップダウンがあります。
同じ階にいる人とはすぐに意気投合できますが、階が違うと、なかなかすんなりとは近づかないものです。
階がちがうことで、時にはさしたる理由もなく「嫌い」という判断をしてしまうこともありますし、その人の存在がストレスになることもあります。これは毎日一緒にいる家族であっても言えることです。
でもきっと経験があると思うんですが、凄く嫌いだった人と、何かのきっかけで大の仲良しになることってありますよね。家族だったら、あんなに大げんかしたのに、いつのまにか何ごともなかったようになっている。
それ、違っていた階が一致したんです。
相手とのそりが合わないという感覚は、大概の場合、自分とその人との、その時点での階の違い。
これ、心して、いつも意識していたいことです。
たまたまそのときの階が違っているということだけで、すばらしい出会いを逃してしまいますからね。
「今は階が違うからシックリ来ないだけで、同じ階にいたら大好きになるなるかもしれない」という意識を持っていないと、出会いの機会を自ら大幅に狭めてしまいます。
「階の違い」、そういう考え方があるということを理解すること、これが基本です。
では基本がわかったところで、次はどうすればいいか。
応用編です。
自分が相手のいる階に行けばいい。
最上階から地下まで、あなたの方が移動すれば、すべての人と同じフィールドで向き合うことができます。これができるようになれば、人と会うことが大好きになります。
心にエレベーターが装備されていないと、キツいと思うんですよ。
嫌いな人の割合がとても多くなるし、自分の状態によって、同じ人を大好きなったり大嫌いになったりしますから。
自分がいる階だけで過ごしていませんか?
自由自在に階を移れる、心のエレベーターを装備しましょう。
特に地下にいる人を何とかしてあげたいと思うとき、まず自分がそこに降りていかなければ、結局は何の力にもなれません。そこまで行って、地下でその人に寄り添って、もしもできることならその人の手を取って地上階まで連れてくる。
ぼくがかつて地下の床にへたり込んでいたときに、すぐに降りてきてくれた友人のことが忘れられません。それと、長いことじっとそこにいてくれて、ゆっくりと手を引いて地上階へと連れて行ってくれた妻のことを。
ぼくは一生感謝します。そしてぼくもまた、友人に、妻に、そうでありたいと。
人と人って、そういうもんですよね。
さあ、次は超応用編。
相手を自分の階に呼び寄せる。
これが得意な人っているんですよ。
ぼくはそう言う人を「花のような人」と呼んでいます。
オープンガーデンなど、花咲く庭に人が集うとき、不思議なもので招く側も招かれる側も心は同じフィールドにいます。
ついさっきまで夫婦喧嘩していた人も、寝不足だったりして体調がすぐれない人も、何か深い悩みの中にいる人も、引っ込み思案な人も、押し出しの強い人も、その庭に足を踏み入れた途端に気持ちが和らいで、華やいで、自然と笑顔いっぱいの顔になって、初対面であっても旧知の仲のように話が弾んでいます。
どんな状況にある人も惹き付け共鳴を起こさせる、これが花の最大の魅力。
花以外で、何か思い当たりますかね、そういう効果を持った何か。
花は昆虫を魅了するだけでなく、人の心も惹き付ける、地球上においての特別な存在なのです。
その花の魅力を持った人、「花のような人」の階には、いつも笑顔の輪ができています。
その「花のような人」は、ずっとその階にいるのかというと、違います。
よーく観察すると、その人が、自分の階を起点として、ものすごいスピードで各階を上下しているのです。最上階から地下まで、目まぐるしく移動し続けています。
あまりにそのスピードが速くて、周囲の人はあまり気付かないんですが。
高速エレベーターで上がったり下がったりできる人がいます。それは、気遣いの人。
そういう人の階に、たくさんの人が集まります。
心のエレベーターを使って、「上にまいりまーす。下にまいりまーす。次は3階に止まりまーす」と、軽やかに階を移動しながら暮らしましょう。
必ず人が好きになって、たくさんの出会いがあって、いいことが起こり続けるに違いありません。
出会うことが好きな人は、出会いによって導かれ、充実の人生を実現していきます。
もしあなたが人に会うことが苦手なら、会いたい人よりも会いたくない人の方が多かったら、ぜひ、心のエレベーターを取り付けてください。
「花のような人」をイメージするとき、ぼくの頭にはモデルの久保京子さんが浮かびます。
あるダンスパーティー、田舎から遊びに来ていた母親を連れて行ったときに、華やかな会場に気後れしている田舎者の母を、たまたまとなりに立っていたというだけで、あっという間に和ませて、ダンスの輪に引き入れてくれたのが久保さんでした。
もちろん初対面で、それは瞬時の出来事でした。
母は後日「あの背の高いきれいな女の人は、感じがいいねえ」と、とても印象に残ったようです。
見ず知らずの田舎のおばあちゃんの手を引いて、一瞬で笑顔の輪に入れてしまう久保京子さん。感謝とともに、ぼくには生涯忘れられないシーンです。
久保京子さんの超高速エレベーター、感動的でした。
これは作家で作詞家の吉元由美さんから学んだことです。
そして、庭を楽しむ人たちに共通することでもあります。
賢人は、自分の立つフィールドを自由自在に上げ下げできる。まるでエレベーターのスイッチを押すように。
アイスバーグ


人は状況によって、心の居場所(階)がまちまちです。感動や高揚感に包まれて高い階にいるときもあれば、心静かに地上階にいたり、ひっそりと、身を隠すように地下にいることもあります。
それは日によっても変わるし、一日の中でもアップダウンがあります。
同じ階にいる人とはすぐに意気投合できますが、階が違うと、なかなかすんなりとは近づかないものです。
階がちがうことで、時にはさしたる理由もなく「嫌い」という判断をしてしまうこともありますし、その人の存在がストレスになることもあります。これは毎日一緒にいる家族であっても言えることです。
アンジェラ


でもきっと経験があると思うんですが、凄く嫌いだった人と、何かのきっかけで大の仲良しになることってありますよね。家族だったら、あんなに大げんかしたのに、いつのまにか何ごともなかったようになっている。
それ、違っていた階が一致したんです。
相手とのそりが合わないという感覚は、大概の場合、自分とその人との、その時点での階の違い。
これ、心して、いつも意識していたいことです。
たまたまそのときの階が違っているということだけで、すばらしい出会いを逃してしまいますからね。
「今は階が違うからシックリ来ないだけで、同じ階にいたら大好きになるなるかもしれない」という意識を持っていないと、出会いの機会を自ら大幅に狭めてしまいます。
オドラータ


「階の違い」、そういう考え方があるということを理解すること、これが基本です。
では基本がわかったところで、次はどうすればいいか。
応用編です。
自分が相手のいる階に行けばいい。
最上階から地下まで、あなたの方が移動すれば、すべての人と同じフィールドで向き合うことができます。これができるようになれば、人と会うことが大好きになります。
イングリッド バーグマン


心にエレベーターが装備されていないと、キツいと思うんですよ。
嫌いな人の割合がとても多くなるし、自分の状態によって、同じ人を大好きなったり大嫌いになったりしますから。
自分がいる階だけで過ごしていませんか?
自由自在に階を移れる、心のエレベーターを装備しましょう。
サマースノー


特に地下にいる人を何とかしてあげたいと思うとき、まず自分がそこに降りていかなければ、結局は何の力にもなれません。そこまで行って、地下でその人に寄り添って、もしもできることならその人の手を取って地上階まで連れてくる。
ぼくがかつて地下の床にへたり込んでいたときに、すぐに降りてきてくれた友人のことが忘れられません。それと、長いことじっとそこにいてくれて、ゆっくりと手を引いて地上階へと連れて行ってくれた妻のことを。
ぼくは一生感謝します。そしてぼくもまた、友人に、妻に、そうでありたいと。
人と人って、そういうもんですよね。
さあ、次は超応用編。
相手を自分の階に呼び寄せる。
これが得意な人っているんですよ。
ぼくはそう言う人を「花のような人」と呼んでいます。
オープンガーデンなど、花咲く庭に人が集うとき、不思議なもので招く側も招かれる側も心は同じフィールドにいます。
ついさっきまで夫婦喧嘩していた人も、寝不足だったりして体調がすぐれない人も、何か深い悩みの中にいる人も、引っ込み思案な人も、押し出しの強い人も、その庭に足を踏み入れた途端に気持ちが和らいで、華やいで、自然と笑顔いっぱいの顔になって、初対面であっても旧知の仲のように話が弾んでいます。
どんな状況にある人も惹き付け共鳴を起こさせる、これが花の最大の魅力。
花以外で、何か思い当たりますかね、そういう効果を持った何か。
花は昆虫を魅了するだけでなく、人の心も惹き付ける、地球上においての特別な存在なのです。
その花の魅力を持った人、「花のような人」の階には、いつも笑顔の輪ができています。
チャールストン


その「花のような人」は、ずっとその階にいるのかというと、違います。
よーく観察すると、その人が、自分の階を起点として、ものすごいスピードで各階を上下しているのです。最上階から地下まで、目まぐるしく移動し続けています。
あまりにそのスピードが速くて、周囲の人はあまり気付かないんですが。
高速エレベーターで上がったり下がったりできる人がいます。それは、気遣いの人。
そういう人の階に、たくさんの人が集まります。
コレッタ


心のエレベーターを使って、「上にまいりまーす。下にまいりまーす。次は3階に止まりまーす」と、軽やかに階を移動しながら暮らしましょう。
必ず人が好きになって、たくさんの出会いがあって、いいことが起こり続けるに違いありません。
出会うことが好きな人は、出会いによって導かれ、充実の人生を実現していきます。
もしあなたが人に会うことが苦手なら、会いたい人よりも会いたくない人の方が多かったら、ぜひ、心のエレベーターを取り付けてください。
「花のような人」をイメージするとき、ぼくの頭にはモデルの久保京子さんが浮かびます。
あるダンスパーティー、田舎から遊びに来ていた母親を連れて行ったときに、華やかな会場に気後れしている田舎者の母を、たまたまとなりに立っていたというだけで、あっという間に和ませて、ダンスの輪に引き入れてくれたのが久保さんでした。
もちろん初対面で、それは瞬時の出来事でした。
母は後日「あの背の高いきれいな女の人は、感じがいいねえ」と、とても印象に残ったようです。
見ず知らずの田舎のおばあちゃんの手を引いて、一瞬で笑顔の輪に入れてしまう久保京子さん。感謝とともに、ぼくには生涯忘れられないシーンです。
久保京子さんの超高速エレベーター、感動的でした。