昨日のブログに、俳優でダンサーの宮本英喜さんが「空中も庭!たしかにですね。そう捉えたら無限大」というコメントをくださいました。
正解!

思い起こせば「空中も庭」ということ、もっと言えば「空中が庭」ということに気づいてから、ぼくの設計は躍動し始めたんですよねえ。今から20年以上前のことです。



今日の写真は庭で見つけた「春」を並べます。
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例えば住宅でもそうで、その善し悪しは、設計者が「床と天井、壁と壁の間の空間が部屋なんだ」ということに気づいているかどうかがひとつの分かれ目になります。

これって、ちょっとわかりづらいですかね。
つまりですね、こういうことです。

実態があるものによって構成された実体のない空中にその実態がある。



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いかん、ますます難解になりました。
う~ん、じゃあこれならどうでしょう。

物はただの物質で、その物質に刺激されるあなたの感覚に実態がある。



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・・・だめ?
まあいいや。
・・・いやいやよくない。これはとっても大事なことなので、もう少し粘ります。

言葉がそうです。

言葉はただの記号で、その記号に刺激されて動いた気持ちがその言葉(記号)を言霊(霊が宿った言葉)にする。



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こんなことも言えます。

言葉の意味は、その言葉と人との間に存在する。それが行間を読むということ。

・・・ああもういいや。わかる人にはわかる。お願い、わかって!



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ジブリの宮崎駿さんはこう言っています。

目に見える世界は、実際の世界の10分の1に満たない。



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ゲイジュツ家のクマさん、篠原勝之さんはこう言っています。

目には見えないけど、確かにあるものがある。
大切な何かは、いつもその中にある。



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空中が庭。空間が住まい。
空に実あり。


それをうまく伝えられなくてもがいているぼくと、それを何とか掴もうとしてくれているあなたとの間に今のぼくが居て、今のあなたがいるのです。
人間関係も人間間関係。人と人との間に関係性があるわけですから、相手を察し合うことで成立し
ているってこと。・・・察してください。



あと10日ほどでモクレンが咲きます。
その一週間後にソメイヨシノが咲きます。 
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今日はとっ散らかったままでおしまいにしちゃいます。
どうか行間をお読みくださいね。

さっ、設計設計!今日も空中をデザインします。