いそがしさの合間を縫って、妻が庭中に冬〜春の花を植えてくれました。
それを待っていたかのように、厳しい寒波はやわらぎ、ポカポカと春を思わせるような陽射しが降り注いでいます。



5月の末頃になると、
わが家の庭の輝きは頂点に達します。

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朝カーテンを開けて、リフレッシュした庭を眺めながら、女房が「何か物足りない・・・フォーカルポイントがほしいわねえ」と。
ぼくはまったくそうは感じず、彼女が選んだ花の色合いや植え方にウットリして、ひたすら「いいなあ〜。すっごくいい感じ」とつぶやいていました。



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女房が言うフォーカルポイントとは、自然と視線が集中するポイント、見せ場、という意味です。
植え替えが済んだ庭に即座にそういう物足りなさを感じる女房と、大満足してウットリしているぼくの違いは、そのまま思考形態の違いなのです。



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彼女はいつも「目標設定」とか「獲得目標」とか、自分が目指すポイントを設定する思考を持っています。それはきっと、生まれ育った土地が漁師町で(今は工業地帯ですが)、狩猟民族的価値観が備わっているからだと思われます。
それに加えて高校が姫路城の裏手にあり、お城を見上げながらの青春時代でしたから、きっと黒田勘兵衛のような軍師的思考も持ち合わせているのでしょう。軍師カオリ!(笑)
片やぼくはと言えば、越後の山々に囲まれたコシヒカリの田んぼの中で育ちましたから、典型的な農耕民族です。
足るを知り、現状を維持することに価値を見出す。攻めることよりも自分の内面に世界を広げてゆく。郷土の武将は毘沙門天の化身、上杉謙信ですから。

現状を打開しながら道を切り拓いてゆく黒田勘兵衛的な妻と、現状を掘り下げて心の平和を目指す上杉謙信的傾向の夫、タイプは違えど、夫婦の組み合わせとしては面白いんじゃないかなあと思っています。
女房が農耕的だったら、ふたりでどこまでも深く沈殿して行きそうだし、ぼくまで狩猟的だったら、(ふたりとも潜在エネルギーが強すぎなので)きっと破滅の道をたどるでしょうから。



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割れ鍋に綴じ蓋。
「意見が合わない」と嘆くことはありません。
タイプが違うからこそ、いい夫婦でいられるということもあります。


わが家だけではなく、庭の打合せをしていると、ほとんどのご夫婦が意見が食い違います。
そういう場面でどうするかというと、「それぞれのご意見を全部出しちゃってください。ぼくがちゃんとコーディネートしますから。と言っても、ほとんど奥様のイメージで設計しますけど(笑)」と話します。
庭の主役は奥様にしといたほうがいいのです。家では奥様が輝いているほうが絶対にいい。

庭を眺めて、それぞれに口をついて出た言葉から、こんなことを思った朝でした。

この話、明日に続きます。


 
今日は北原照久さんの御生誕記念日。どう見ても年々若返ってゆく脅威の66歳です。
そして今夜はバースデーライブがあります。



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いやあ〜楽しみ楽しみ!
6時30分、横浜人形の家でお会いしましょう。