朝起きたら、外は一面の雪景色。
う〜〜〜寒い!と同時に、雪国育ちのぼくとしては、抑えきれない高揚感があります(いつものように、気合い一発!庭に出て書いています)。



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花は雪をかぶって・・・。でもぼくは知っています。この花たちは、明日になればしおれることもなく、何ごともなかったかのように咲いていることを。いつもそうですから。
あんなに可憐でか細い花が、自然に降り積もる雪のは驚くほど強い。
咲く花も、降る雪も自然のい采配です。
自然体でいること、自然に身をまかせることって強いんだなあ。

ではまいりましょう。いつものように。
 

雑草という名の植物はありません。

これは昭和天皇の言葉です。
確かにそうなんですよね。植物学的に「雑草」は存在しません。
でも、皆さんは、庭の雑草に悩まされていますよね。だから雑草は、ちゃんと存在しています。



ピンク サマースノー
ピンクサマースノー



では雑草とそうでない草花の違いって何でしょう。
買ってきて植えるか、自然に生えてくるかの違いでしょうか。花が咲くか咲かないかでしょうか。
一般的に雑草と思われているシロツメクサやドクダミを、ある人は可愛く感じて茂らせたりしています。それはその人にとって雑草ではありません。
雑草の定義とは、いったい・・・。

ぼくはこう考えます。

存在によって、あなたの波動が下がる草が雑草。

ちょっと理屈っぽく雑草論を書きましたが、本題はここから。



リーピングサーモン
リーピングサーモン



会社や友人付き合いやご近所さん、最近ではツイッターやラインやフェイスブックなども含めて、ぼくらは毎日大勢の人とかかわり合いを持ちながら暮らしています。
そのかかわりの中で、「この人ちょっと気に触る」とか「この人って好きにない」という人が必ずいると思います。あなたの波動を下げさせてしまう雑草のような存在の人。
どうしてます?そういうとき。

人の悩みの大半は、そういう人の言動から始まります。
ではどうするか。
どうするもこうするも、引っこ抜くしかありません。

波動が下がる人からは遠ざかる。

この当たり前のことをきっぱりとやる人と、なかなかそうできずに、心を雑草だらけにしてしまう人がいるんですよね。
かく言うぼくも、雑草駆除が追いつかずに波動を下げてしまうことがしばしばあります。



モリニュー
モリニュー



雑草が手に負えなくなってしまう人にはひとつの特徴的な思考があります。それは「庭中をコンクリートで埋めてしまいたい」という発想。
抜いても抜いても生えてくる雑草にうんざりして、土のない庭にしてしまおうと、コンクリートや砂利やウッドデッキの庭にしてしまう。これ、よく見かけるケースです。
でも思うんですけど、そういう庭ってたいがいつまらないし、庭として機能していません。

「雑草が生えない環境にすることでその苦労から逃れる」ということを、人間関係に置き換えてみるとこうなります。
気が合わない人がいるから友だち付き合いはしない。時々気に触るコメントが来るからフェイスブックはやらない。仕事にも買い物にも行かずに部屋から出ないで暮らす。
・・・だめですよね。



フェンタジア
フェンタジア



雑草が生えるということを肯定的に捉える人は、せっせと雑草を抜いて暮らします。

雑草は生えるもの。いやな人は現れるもの。そういうものなのだということをしっかりと受け止めておかないと、思考が現実逃避を始めて「雑草が生えない世界に行きたい」ということになり、つまらない世界に閉じこもることになっちゃいます。

庭中をコンクリートに・・・という逃げの思考で出現するのは、味気なくてつまらないコンクリートの空き地。



チャールストン
チャールストン



来るなら来い!私は雑草ごときでいやな気持になんかならない!徹底的に、きれいさっぱり引っこ抜いてやる!という気構えを持って暮らしましょう。
雑草も生えるけど、それ以上にたくさんの花が咲いている庭(社会)から逃げることなく、自分自身も花咲かせてゆく、そんなイメージを持ちたいものです。
いやな人は、反面教師だと捉えればいい。「自分は決してそうならないぞ」と思えば、そういう人が現れるたびに自分を律することができますからね。



リトルウッズ
リトルウッズ



ではここで、雑草取りのコツをご伝授いたします。

雑草に気づいたら、後回しにせずにすぐに抜くこと。少ないうちなら簡単なことなのに、後回しにすると何倍も苦労することになります。
もうひとつ、抜くときには根っこから。根まで抜かないと、あっという間に復活します。


庭にしゃがんで、いやなこと、気に触ることを雑草に込めて「コンチクショウ!」と気合いを込めて、根っこから引き抜く。
徹底的に駆除して顔を上げると、きれいに整った芝生や花壇が広がっていますよ。

春から梅雨にかけて、庭は絶好の雑草取りシーズンに入ります。コンチクショー!の季節到来(笑)。
いやあ〜楽しみ楽しみ。


この雪が融けたら、春が、一段と近くに迫ってきます。