横浜の住宅地の多くは数十年前には丘陵地帯の森や林でした。
その面影は今も残っていて、いたるところに自然を楽しめる散策コースがあります。
整備された住宅地からほんの数分森には入っていくだけで、そこには山菜が生え、クワガタやヘビやサワガニまで生息しています。



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森を歩くといつも感じることが「調和」。木々は絡み合うことなく寄り添い、日向には日向の、日陰には日陰の草が生え、鳥や昆虫や小動物や微生物まで含めた森全体が、まるでひとつの生命体であるかのような調和を保って存在していることに気づきます。
そこには淘汰もあり、クローズアップで見ればたくさんの悲劇もあるわけですでど、それも含めて森は美しく息づいています。



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森のその調和を破壊する動物がいることをご存知でしょうか。台湾リス?アライグマ?
いやいや、ぼくら人間です。



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では、庭はどうでしょう。
そこにも自然の調和があります。そしてそれは人間が取り仕切っている調和です。

土地を使い、お金をかけ、手をかけ、時間をかけて、人が自然の調和を生み出す場所が庭。



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1970年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でした。これからは進歩はちょっと脇に置いといて、調和の方が、けっこう切実な時代的テーマになってきます。
庭で草花を育てながら、自然を感じながら、その訓練を積んでおきましょう。