ぼくにはひとつ、いつも心がけていることがあります。

もしも嫌な気持になる出来事に遭遇したら「◯◯さんだったら、これにどう対処するかなあ」と考える。

◯◯さんとは、ぼくが心から尊敬する人であり、憧れの人たちのことです。



人面花
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ぼくもあなたもたくさんの人と関わりながら暮らしているわけですから、中にはタイプが合わない、価値観が違う人もいるし、不安な気持にさせられたり、気に触ったり、許せないこと思う出来事も起こるものです。
そういう負の局面に立ったときが人生の岐路で、そこでの判断がその後の人生に大きく影響するということを、これまで何度も経験してきました。
突き詰めて考えれば、そういう時の選択によって今の自分ができあがっているとも言えます。



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嫌な気持になったら、自分を捨ててヒーローに変身する。

ぼくには◯◯さんが数十人いて、その嫌な気持が大きいほど、たくさんの◯◯さんになって考えてみることにしています。例えば「加山雄三さんだったらどうするだろう。どう捉えて、どう考えて、どんな行動をとるだろう」、◯◯さんだったらたぶん・・・◯◯さんならきっと・・・、といった具合です。
その結果、数通りの考え方や対処法が見えてきます。



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怒る、闘う、諭す、どける、逃げる、やり過ごす、忘れる、どれも立派な選択肢。
そのまま嫌な気持でいるのが一番の人生の無駄使い。


今度は自分に戻って、
その選択肢の中から自分自身が一番納得できる、より自分らしいと思われる道を選ぶようにしています。
そして最後は自己責任で。時にはそこで、人生をかけた決断をすることもあります。



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嫌な気持というのは、猿の時代から受け継がれ培われてきた脳の防衛機能、ご先祖様たちからの声です。
そこに近づいてはいけない、長居をしてはいけない、放置しておいてはいけない、という危険信号ですから、それを察知したらすぐに判断し行動したほうがいい。でないとその先に、負のスパイラルが待ち構えていますから。

嫌な気持を持ち続けることは、危険な道を進んでいるということ。
早めに進路変更が必要。


せっかくのこの人生、外からの手触りの悪い刺激に翻弄されることなく歩いていきたいものです。
今日も耳を澄まして、導かれるままに。