キッチンで洗い物をしていた女房が「この角度から外を見るとすごいよ!」と声を上げました。
朝から晩までにぎやかに発声している彼女の声にいちいち反応してしていると、ぼくのいち日はそれだけで終わってしまうので、いつものように「ああ、そう」と受け流しておきました。
女房が出かけてひとりになってからキッチンに行って、その位置から庭を眺めてみると、たしかにすごい!
毎日眺めている庭なのに、視点が変わるととても新鮮に感じられるものなんですよね。
さっそくカメラを取り出して撮影したのがこれです。



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今年はわが家の庭史上最高の花数になっています。



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一回だけ寒肥をやった他にはたいして手入れもせずに冬を越したのに、バラが、何だか申し訳ないほど盛大に咲いてくれています。
何だか庭がひとつの生き物であるかのようです。

庭は、年々成長を遂げている。 

芝生も木も花も年を追うごとに生命力を増していくことが感じられて、同時にもうひとつ、ぼくら夫婦も成長をし、ずいぶんと幸せが膨らんだなあという感慨があります。



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家族には、夫婦には、いろんな出来事が起こるもの。凪の日もあれば嵐もやってくる。寒風吹く厳しい季節もあるし、暑さにへたりそうになることもあります。



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大事なのは「時間」かもしれないですね。
どうしても目の前の課題に翻弄されがちですけど、そうじゃなくて、もう少し長いスパンで捉え考える必要があるんじゃないかと。



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来し方を振り返ると、庭の成長のようなゆったりとした流れの中で、ちゃんと正解が導き出されてきたことが確認できます。



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恋愛中は互いを見つめ合い、夫婦になったら同じ方向を見つめる。

誰の言葉だったか・・・たしかにそうですよね。
ふたりで花咲く未来を夢見て、一緒に耐えたり、闘ったり、やり過ごしたりしているうちに、ちゃんといい夫婦に成長していける。

大事なのは、ふたりが同じ方向を見据えていること。



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女房は来年の春に向けて、新たに数種類のバラを植えようと目論んでいるようです。それとアーチとトレリスの増設。

いいと思います。素晴らしいことです。

人間が育つにつれて、イマジネーションは限りなく広がってゆく。

ぼくら夫婦とこの庭がどこまで成長を遂げられるのかが、人生上の大きなお楽しみになってきました。



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庭っていいなあ。
もしも出会った頃に「この人と、いつか庭のある暮らしをしたい」と思わなかったら、庭に興味を持たないままの人生だったとしたら、こんな気持になることはなかったかもしれませんからね。



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庭って、ほんと、人生に必要だと思います。