ぼくの最近の仕事や人生全般はおおむね良好に進んでいます。実にありがたいことです。
そう思いながら、ちょっと複雑な気持ちになることがあります。
安定に甘んじたらチャレンジできなくなってしまうんじゃないかと。
もっとたくさんの人に「庭のある暮らし」を提案したい。もっともっとたくさんの人が「庭ってすごいぞ」と実感していただきたい。
さあ、どうする。このまま凪ぎの海にプカプカと浮かんでいていいのか。
でも内心、次の波は必ず来ることを知っています。
その波が大きければ大きいほど、それを克服したときに広がる世界は素晴らしいものであることを(って、今日は朝から熱い・笑)。



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晴天のヘキレキ、というようなことに、これまで何度も遭遇してきました。
どっからどう考えても「何でこんな目に遭わなきゃならないんだ」という不条理もありました。
もう駄目かもしれないと、地面にへたり込んだこともありました。
それでもそのつどギリギリで何とかなり、こうして今の平穏な暮らしがあるわけです。
そのギリギリさ加減といったらもう、思い出しても嫌な汗が吹き出て目眩がします。 



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もしもあなたが今そういうキツい局面にいるとしたら、ぜひお伝えしたい言葉があります。

大変なときこそ、思いっきり夢を膨らませ続けよ。 
困難を前に夢をしぼませることは、せっかくの困難を無にすることなのです。
「せっかくの困難」というのはどういうことかというと、「困難の次にしか本当の幸せはやってこない」という意味。
世の中の成功物語は例外なくこのセオリーを辿っていますよね。だから困難は「せっかくの困難」なのです。



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もうひとつあります。

進路の選択は自分の美学に従え。

困難な事態に窮して美しくない選択をしてはいけません。
仕事でもプライベートのことでも、自分の美学に反する道を進んだら必ず落とし穴付きの迷路に迷い込んでしまいます。
損得ではなく、正しいか否かでもなく、美醜で選択することこそが正解であることは、地球上に生息する他の生物たちの営みを観察すればわかることです。



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さらにもうひとつ書いておこうと思います。

まずは目的地を明確にする。
次に現在地を確認する。
あとはまっすぐに、現在地から目的地へと歩を進めよ。


危機のときにはとかく右往左往して、目的地を見失ってしまうものですから。



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打ちのめされた人が立ち上がろうとするときに、その窮地から抜け出すパワーを得るために、ぼくが思い描く庭が役立つことがあります。
庭のある暮らしによって人が困難を克服する姿に、これまで何度も感動してきました。

庭は人生を支え導いてくれる。

あなたの人生にそんな庭が必要になったら、絶対にぼくを思い出して声をかけてくださいね。
ぼくもあなたも自分の人生物語の主役です。
プランの完成を心待ちにしてくれている人たちひとりひとりのドラマが、感動的で幸福に満ちたものとなるように、今日も気合いを入れて思いを込めて設計作業に没頭します。



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さあ来い!次の波!!
穏やかな水面にプカプカと浮きながら、ちょっとワクワクしています。



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いま辛い状況にいるあなた、大丈夫ですよ、必ず何とかなります。よく言われることですけど、これまで一度たりとも雨が止まなかったためしはないんですから。
それに雨が降らなきゃ虹は出ないのです。
強く自分を信じて、花咲く日を信じてがんばってください。

庭を「いい庭」にすること、庭のある暮らしを楽しむこと、暮らしを花いっぱいにすることで幸せいっぱいな人生を築いてゆくこと、それは苦労でも何でもなく、言わば人としてのお作法のようなものだと思っています。
ぼくは時々、混迷の中にいるお客様にこんなことを言います。

お願いですから、庭くらいはさっさと幸せな場所にしてください。
あなたが本気でつかまなければならない幸せは、その庭の先にあるのですから。


◯◯さんがんばれ!◯◯さんはもっとがんばれ!◯◯さんは楽しくがんばれ!

そろそろ秋の植替えシーズン。
庭やベランダを花だらけにして、あきれるほど花いっぱいにして、必ずやってくる次の波に備えましょう。