人は酸素を吸って二酸化炭素を出し、植物はそれを使って光合成をし酸素に変換しています。
遺伝子は二重螺旋構造になっていて、片方に異常が発生しても、もう片方のバックアップ機能によって補完される仕組みになっているといいます。
身体構造もたくさんのパーツが共同作業をする仕組みになっていて、例えば腕だけを鍛えてもゴルフは上達せず、全身のそれぞれ違う機能を持つ部位を総動員させて、ようやく小さなボールを遠くに飛ばすことができます。

生命活動は、違う特性を持ったものどうしが補い合うことでバランスが保たれるようにつくられている。



結婚するときには、
この人となら絶対にいい夫婦になれる!
という確信を持っていますよね。
まあ数年すると「なれる」とはただの可能性のことであって、
実際に「なる」のは至難の業であることに気付きます。
穏やかな光の中でスイスイと泳いでいるご夫婦を、
ぼくは心の底から尊敬します。
何が必要だと思います?
努力、忍耐、思いやり・・・・
たくさんのすてきなご夫婦と接してきて思うのは、
最も必要なのは知性なんじゃないかと。
知性・・・・困った。

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ということはですよ、夫婦の組み合わせってタイプが違う方がいいんじゃないかと思うわけです。

価値観が違い、趣味が違い、ことごとく意見が合わないのが理想の夫婦。

とも言えるわけです(笑)。
その差異から生まれる葛藤を乗り越えつつお互いを補完し合うことが、神様が人間に課した修行なんですよ、きっと。



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「性格の不一致」が結婚の条件。



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神様は、何かが欠けている者同士が相手の欠損を補い合うところに、感動やよろこび、幸福感が発生するように仕組みました。

違うから助け合える。
違うから感じ合える。
違うから輝き合える。




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うち?
そりゃあもう、まさに理想の夫婦ですよ。
関西人と関東人で、B型とA型で、何よりも女と男で・・・違いだらけですから、何年一緒にいても新鮮なままです。

神様、この難解な人と巡り会わせてくださったことを感謝しています。
もしも似たタイプの人だったらぼくの悩みはとても少なく、きっと毎日ボーッと過ごすだけの、気づきも感動もないような人生になっていたことでしょう。
いやほんとに、ありがたやありがたや。

でも神様、時々、この修行が辛くなります(お互いさまか・笑)。