庭の構成を解説します。

まずは目隠し。
どんな庭であってもそこは屋外なわけですから、暮らしの場所として成立させるためにはこのことから考え始めなければなりません。

今回はレンガ塀と木製パネルを組み合わせました。



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隠すべきところはしっかり隠して、軽めでいい所は軽めに、必要ない場所は解放して、そう考えながら緩急自在に仕立ててゆくことで快適な庭空間ができあがります。

目隠しは妥協せず、やり過ぎず、適度な遮断と解放を。

こうして外側から眺めて大きな壁に思えても、内部からはまったくそう感じません。
庭入り口から順に、時々振り返りながら歩いてみます。 



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ご覧の通り、居心地のいい外の部屋の完成です。

お客様と庭を考える時に、よく「庭で朝ご飯を食べてからいち日が始まる、そんなふうにイメージしてください」と話します。
すると反応は、「そんなことは・・・・」と「すてき〜」のふたつに分かれます。
どちらがその後に楽しい展開が待っているかはハッキリしていますよね(庭の形態ではなく、思考として)。
藤木さんご夫婦は後者でした。

つづく