昨晩、今年初の蚊取り線香を焚きました。
日本の夏の香り。
春がラストスパートしているような。



金沢文庫店の近くにある遊歩道を
西陽の時間に歩いてみました。

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時間は楽しいと加速し、退屈だと減速し、辛いと止まる。
だからいち日を短く感じるのは幸せなこと。
でも、あの夏休みの長かったいち日を、もう一度過ごしてみたい気もする。あれはいったいなんだったんだろう。永遠のように長かった幸せないち日。



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いそがしい人ほど花を咲かせているという事実。
愛情深い人ほど花を咲かせているという事実。
バランスの良い人ほど花を咲かせているという事実。
花の不思議。

ダメダメな暮らしの中にもたくさんの花は咲いている。ただその人の目には映らない。これも摩訶不思議なり。



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「過去を振り返るな」と言いますが、庭の花には分厚い過去の記憶が最良の肥料です。
幸せな時間の積み重ねが、庭を花いっぱいにしてゆきます。



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時間に追われると荒れる。
時間を使うと整う。



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時は止まることなく流れ続けているのに、２４時間という区切りあるおかげで繰り返しフレッシュな自分になれる。
寝て起きてを繰り返しながらの、「今日」という概念はありがたいものです。
毎朝庭に出ると、毎朝生まれかわれます。



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時間の感覚っておもしろいですよね。
今日もあっという間に過ぎるんだろうなあ。
うれしいような、惜しいような。