夜の庭でいつものようにパソコンを開いたら、
唐突に、ふと故郷を思い出しまして、
今日は過去記事から
生まれ育った魚沼での写真を並べます。

雪国の人というのはたいがい働き者ですよね。
それは糧を得るための労働以外に、その何倍もの量力で雪と格闘しながら育つからです。
故郷の魚沼地方は雪国の中でも有数の豪雪地帯(積雪4メートル)ですから、ぼくはそこから関東に出てきた時に「こっちの人はのんきだなあ。まるでみんな遊んで暮らしているみたいだ」と心底驚きました。



朝飯前ってのはな、暗いうちにひと仕事終わらせることだ。
朝寝してるようじゃ使いもんにならん。
仕事が一番の薬。
稼ぐ(働く)に追いつく貧乏は無し。
年寄りの仕事を取るな。
動いているうちは元気でいられるんだから。
仕事が嫌いじゃあ燃やす(火葬する)しかねえな。
働くとは端を楽にすること。
自分が楽したくて働いてたら身が入らんよ。
休みたいんなら一生休んでろ。
弁当と雨具は自分持ち。
弁当忘れても雨具は忘れるな(台風だろうが吹雪だろうが、雨具を着て黙々と働く人たちなのです)。
手はふたつあるんだから両方動かせ。
ロクは水平ってこと。
ロクデナシってのは考えが平らじゃない人のこと。
酒飲みすぎるとロクが悪くなるぞ。
我慢しろ。
考えてないで動け。
理屈はいいから、とにかく働け。

でもこれが、一年の四分の一を雪に埋もれて過ごす人たちの仕事観。
残りの四分の三で一年分を稼ぎ出さなければならないのですから、ボケッとしてはいられないわけです。

テレビでインタビューに答えていました。

それは寝ても覚めても死に物狂いでやって、それを苦にしないことです。

故郷って、一生故郷なんだなあと。

故郷未だ忘れ難く、
思えば遠くへ来たもんだ。

その根を大切にして、今日も花をいっぱい咲かせましょう。
しっかりしろ自分!
とおもってみたり。