『イーハトーブに暮らす』
今日は「金沢文庫店」にいます。
荒れ地に暮らしていたら、人生は荒れたものになってゆきます。
水面の乱反射を受けて夢見心地の花たち。
この地に根付いて咲けたことを
幸運に思っているに違いありません。
ぼくら人間は、
自分の意志で水辺に行くことができます。
また見事に仕立て上げた楽園であっても、放置しておけば荒れ果ててしまうもの。
理想郷を思い描くことをやめてはいけない。
現状を嘆く人も、今の幸せを噛み締めている人も、その先にすばらしい世界をイメージし続けることが必要なのです。
イメージできたらできたも同然。
イメージしなければ、暮らしは荒んでゆくばかり。
イーハトーブはユートピアでありながら天国とは違います。
そこには自然があり、命の営みがあり、だから葛藤や苦しさや悲しみもあり、だからこそ感動と愛情に満ちているのだと、ぼくはそんなふうに解釈しています。
ぼくが思う理想の庭(家庭)と宮沢賢治が思い描いた理想郷は、たぶん同じなんじゃないかなあ。
秋の夜長に「よだかの星」を。
ぼくはこのお話、何度読んでもじんわりとするんですよね。
今日は「金沢文庫店」にいます。
いわふちさんが泣かす~~(つÅ;。)
よだかはだめですよ
よだかは。。(涙笑)