『百花繚乱の中にあれ』

森を歩くと、そこには数限りない種類の植物、昆虫、目には見えないけど微生物などがいて、そういう生物の重層的なハーモニーによって個々の命が存続できている、奇跡とも言える豊かな世界があります。
じつはぼくら人間も、その生態系システムの端っこを間借りして暮らしているのです。



炎天下でも平気な顔をして
色とりどりに咲くポーチュラカ。
花言葉は「元気」「無邪気」「自然を愛する」。
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自分とは、自然の中の自分であり、社会の中の自分であり、集団の中の自分であり、家族の中の自分。
幸せの中にあれば幸せになるし、その幸せを存続させるためには周囲を幸せにする必要がある、という仕組み。




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窮地に立った時、余裕を失って他人の忠告やアドバイスがまったく聞こえなくなってしまう人がいますよね。
いけないいけない、困った時こそ孤立してはいけません。



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「存在とは対比によって生じる概念」ですから、余裕をなくして思考の中に他人を置けなくなると、同時に自分を失ってしまいます(他者の存在が自分を認識するための絶対条件なので、もしも地球上にあなたひとりだったら、あなたはあなたを認識する必要がなくなり、自己という概念が消滅する)。



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自分を見失ってしまったら、その苦難を乗り越える知恵も踏ん張る力も出ませんよね。



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困った時、悩んだ時、迷った時は一旦落ち着いて、課題を紙に書くなりなんなりして思考を整理整頓し、心にわずかでも空きスペースを確保してください。
それができたら、そこにパートナーや友人や専門家を呼び寄せて意見を聞き、最善の道を選んで進みましょう。

とは言うものの、ぼくの場合ヘソが少々左側に曲がっちゃているで、そのようにしてアドバイスを頂戴した上で、それとは真逆の選択をすることも多いのですが(笑)。





百花繚乱とは、様々な花が同時に咲いている様子。
それぞれに美しく咲く人々の中で、お互いに影響し合いながら自らも咲き続ける、これが自然界の理に適った問題解決方法です。
くれぐれも、困った時に周囲との関係を遮断して、自分の殻に閉じこもることのないようにしましょうね。

こと庭に関しての困りごとなら、あなたには幸運にもぼくがいますので、いつでも連絡してください。


そうそう「腸内フローラ」が健康の源だって言いますけど、あれはつまり、様々な腸内細菌が百花繚乱状態にあることを指しているわけです。
やっぱりそう。
自然界のシステムは、ぼくらの生命維持装置にも組み込まれています。


腸内ガーデニングには次の3つを心がけてください。

1、野菜とキノコと海藻類を食べる
草花(善玉菌)の肥料になります。

2、いろいろな発酵食品を食べる
花(腸内細菌)の種類を増やします。

3、肉類を控えめにする
タンバク質や脂肪が多いと雑草(悪玉菌)が増えてしまいます。

腸を整えればセロトニンやオキシトシンが出やすくなるし、メラトニンが出て熟睡できるし、思考はポジティブに、意欲は満々に、愛情が満ちて、希望に溢れて、おまけにダイエットなどぜずとも体重は適正に調整されますよ。
腸内の花畑を百花繚乱にして、絶好腸で行きましょう!

ちなみに、健康な人の善玉菌・悪玉菌・日和見菌(普段はどっちつかずで、動乱が起きた時には優勢な方に加勢する)の割合は2:1:7だそうです。
この割合って、何となくぼくらの実社会にも当てはまる気がして・・・・面白いですよね。





今日は「レノンの庭」にいます。