光る人がいる。出会い頭に目を細めるほど輝いている人がいる。
その人が放つ光で周囲まできらめいているような、あるいはきらめきの中に立つことで輝いているのか。
どちらにしてもその光線に心洗われるようで、真っ新な時にだけ入っていける扉が開いたようで。
スクリーンに吸い込まれてマーク・レスターとシンクロしたあの日のような、初めての恋に焼かれたあの時のような。
年に何度か、
ほんの数秒、
庭で水やりをしている女房の姿が、
トレーシー・ハイドに見えることがあります。
夢幻の如くなり。今日は自ら発光するイメージで出発。